近頃 部屋の中で小さいながらもその存在をわたしに見せつけているものがある。
小さな鉢。ミントの種類は色々あるようだけど どんな名前のだったか忘れてしまった。薄緑色のそれは ひょろひょろと枝を伸ばし 柔らかい葉をつけている。
ときどき その葉を取って指先でこすり 鼻先に持ってくると、なんともいわれない爽やかな匂いがする。飲みかけのコーヒーカップの受け皿にそっと置くと そこだけ淡い緑が鮮やかで 見ていても気持ちいい。
たとえば 夜は こうして厚手のグラスに氷を入れ 炭酸水を入れた上に浮かばせる。
下からシュワーっと小さな泡が薄緑色の周りに浮かんでくるのが見える。
しばらくその泡と薄緑色のコラボを楽しみつつ、静かな時間が過ぎて行く。
今までの生活になかったものが入り込むというのは 新鮮で、自分の中に少しずつ変化が生まれる兆しだとも思えてくる。それが人間ではなく こうした薄緑色の可愛らしいものだったりするのが不思議だ。
人は意識を変えること(マイナスからプラスに)によって 引き寄せるものが違ってくる。同じ出来ごとでも受け取り方によって これからが違ってくる。何度も感じてきたことなのだが、やはりマイナスに陥っているとなかなかそこから抜け出すのは難しいものだ。きっぱりふっきっていく力が必要なのだ。
日々の痛みとぼんやりした感情に支配されて 周りにある素敵なものに目を向けようとしていなかった。人は見たいものしか見ていないという。本来 目の前に在るのに、見ていない。そして必要としたときに それがそこに在ったということに気づく。
人間関係もそうかなと思う。いつも周りにいるのに そこにその人がいるということに気づかず、遠くにいる人ばかりを追ってしまう。本当は近くに自分を心配してくれている人がいるのに・・・そんな設定がよく小説やドラマにあるけどね。それは半分当たっているね。
ミント一枚で あれこれと考えをめぐらす。
カランと氷が溶けて角が丸くなっていく音がする。
頭の痛みも溶けていってくれたらいいのに・・・
秋の夜は なんとも静かで長い。
小さな鉢。ミントの種類は色々あるようだけど どんな名前のだったか忘れてしまった。薄緑色のそれは ひょろひょろと枝を伸ばし 柔らかい葉をつけている。
ときどき その葉を取って指先でこすり 鼻先に持ってくると、なんともいわれない爽やかな匂いがする。飲みかけのコーヒーカップの受け皿にそっと置くと そこだけ淡い緑が鮮やかで 見ていても気持ちいい。
たとえば 夜は こうして厚手のグラスに氷を入れ 炭酸水を入れた上に浮かばせる。
下からシュワーっと小さな泡が薄緑色の周りに浮かんでくるのが見える。
しばらくその泡と薄緑色のコラボを楽しみつつ、静かな時間が過ぎて行く。
今までの生活になかったものが入り込むというのは 新鮮で、自分の中に少しずつ変化が生まれる兆しだとも思えてくる。それが人間ではなく こうした薄緑色の可愛らしいものだったりするのが不思議だ。
人は意識を変えること(マイナスからプラスに)によって 引き寄せるものが違ってくる。同じ出来ごとでも受け取り方によって これからが違ってくる。何度も感じてきたことなのだが、やはりマイナスに陥っているとなかなかそこから抜け出すのは難しいものだ。きっぱりふっきっていく力が必要なのだ。
日々の痛みとぼんやりした感情に支配されて 周りにある素敵なものに目を向けようとしていなかった。人は見たいものしか見ていないという。本来 目の前に在るのに、見ていない。そして必要としたときに それがそこに在ったということに気づく。
人間関係もそうかなと思う。いつも周りにいるのに そこにその人がいるということに気づかず、遠くにいる人ばかりを追ってしまう。本当は近くに自分を心配してくれている人がいるのに・・・そんな設定がよく小説やドラマにあるけどね。それは半分当たっているね。
ミント一枚で あれこれと考えをめぐらす。
カランと氷が溶けて角が丸くなっていく音がする。
頭の痛みも溶けていってくれたらいいのに・・・
秋の夜は なんとも静かで長い。