渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

リアサス交換と走行試験

2019年01月07日 | open



ヤマハビーノの疲れ切ったリ
アサスを新品社外品に交換。

交換作業時間は5分程。
上下ボルトを外して交換して
ボルト締めするのみ。とても
簡単。バッチリ。


但し、後部が10数ミリ多少高
くなった。
これは跨って即分かる。
確認したら、センタースタン
ドをかけて微妙に
リヤタイヤセンターが接地す
る。
家などでの定常駐車はこのよ
うにしたほうが安定するので
よいかも知れない。
そのうち、スタンドをSUS丸
棒溶接で延長する。


広い駐車場で白バイ並みのフ
ルバンク8の字とスラローム、
波状路で走行試験をした。
沈み込みが硬いがサスの機能
は果たしている。
問題無し。いける。
一般路を走行試験。
これまでと全く路面追従性が
異なる。旋回Gをかけるとリア
がしっかりと路面を捉える。
フワフワぽんぽん跳ねない。
ただ、尻が上がり前が下がっ
た分だけキャスターが立った
ので、コーナリング特性が細
かいところで以前より変化し
た。
それは、それなりに乗ってや
ればよい。ノープロブレム。
リヤが10数mm上がっただけ
で動力特性も視界もまるで異
なる。
レバー類はほんの1mm角度
を変更しただけで運転手(二輪
の乗り屋の事)は即感知するし、
操作性も違ってくるので、そ
れも即感じ取る。
同じく、キャスターや車体ジ
オメトリーの変化も乗り屋は
微細なその変化を感じ取る。
ミリ単位で変更があれば、当
然乗り方も変えて自分の操作
をマシンに対応させる。また、
その逆もある。
車と対話しながら走らせない
と、車はきちんと本来の走り
では走らない。
その車の良いポテンシャルを
引き出し、悪い部分をカバー
するのは、すべて乗り屋の仕
事だ。

さしあたって、定常駐車の方
法だけ対処すれば、動力特性
等の面では問題は一切なし。
タイヤとサスが新品になって、
走りが見違えるようになった。
あとは、新シリンダー搭載に
よる腰上変更に伴う吸排気の
再セッティングだけだ。
二次吸気を発生させていたク
ラックが入ったインテークマ
ニホールドはすでに昨年新品
に交換している。
現在、絶好調!
お休み中のKR-1よりはるかに
調子良い(笑


KR-1の現在の高回転失火の原
因は、点火系ではなく、二次
吸気発生の可能性もある。
だとしたら、新品パーツは無
いので、必殺米軍御用達のダ
クトテープでマニホールドゴ
ム部を巻いての気密性確保だ。


宇宙船にも使われるこの超強
力粘着テープはレースの世界
でも御用達だった。
ケニー・ロバーツが膝すり走
法を定着させた頃には、この
ダクトテープを膝に幾重にも
貼ってスライダーとしていた。
革ツナギに専用のスライダー
が登場するのは、1983年の
WGPシーズン中のことだった。
1984年には革製スライダーが
試され、その後、デュポン社
のデルリン®️のような工業用
樹脂が使用されて好結果を残
し現在に至っている。
ニースライダーの大変革は
1984年にあったのである。
1983年頃の全日本なんてのは、
全員が膝にはガムテープ(笑)。
右も左もガムテープ(笑)。

1983年公開の映画『汚れた英
雄』用に撮影された平選手の
1982年全日本でのいでたち。
そのままネームだけ映画主人
公の名前にされたのみ。
ウエアも乗り手も平選手だ。
ニースライダーにダクトテー
プを使用している。


同時期、峠に行くならお膝さん
にはガムテープよ(笑)。
毎回貼り替え。