渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

斉藤由貴 - 卒業

2021年03月15日 | open

斉藤由貴 - 卒業


きょうも街で卒業式の和服着た
人を見かけたけど、卒業の季節
ですね。
36年前の1985年の今の時期、この
曲が
かなりヒットしていた。
横浜の子ぽくないぽやぁんと
した元祖不思議ちゃんのような
人だった。
いや、ほんと可愛かったんだって
ば、まじで(笑)


この再生回数なにこれ?(笑



ハッチ

2021年03月15日 | open

メイフライやカディスたちが羽化する時
はハッチという。
マスさんたちが大喜びの時間帯。

しかし、スーパーハッチとなると、人間
歩くも不能になる。
怖いわ、これは(笑
時々ある。


振り出し式フライロッド

2021年03月15日 | open



うーむ。
凄い物作るなあ。



使えるナイフ ALTEMA

2021年03月15日 | open
 
 
この謎のナイフ ALTEMA は本当に使える
ナイフだ。申し分なし。
とてつもなく出来が良い。
案の定、ナイフ好きの人たちは見逃す筈
もなく、最近再販されたのに即売り切れ
になった。第2ロットも第1ロットと同じ
く即完売だ。
鋼材はヨンヨンマルC。実績のある鋼材
で、安定感がある。
このナイフは近年まれにみる「よく出来
たナイフ」といえる。
欠点が見つからない。
スタイルシルエットと構造はバークリバー
の廉価版のような感じ。
ロックウェルは研ぎ味からすると59位だ
ろうか。
昨年8月の販売開始の時には販売元の
住所も名称も秘匿していた。
しかし、今はウエブも開設して日本の
法律に違反しないように特定商取引の
表示をしている。販売店は福岡県飯塚
の住所だがドメイン取得者は大阪駅前
のビルの住所で。
 
昨年12月に発売された国産ナイフで素晴
らしい出来のナイフがユニフレームから
自社ブランド名を冠してリリースされた
UFブッシュクラフトナイフだ。

これは良い。国産マスプロメーカー初の
ブッシュクラフトを銘打ったナイフだが、
かなり気合い入っている。よくリサーチ
して研究開発されているナイフだ。
これまたおすすめ。製造は岐阜県関市の
刃物メーカーで、販売が新潟のユニフレ
ームからとなる。優等生すね、このナイフ
は。ロックウェルは研ぎから判ずるに凡そ
57位か。58あるかないかだと思う。
サッと刃が付くのは野外用としては有難
い。
こちらはALTEMAと違って供給が安定して
いるから、安心して買い求める事ができ
る。今大人気で供給が追いついていない
ようだが、きちんとした会社であるので、
そのあたりは ALTEMA とは立ち位置が
異なる。
 
ここ一年以内で見知って所有して使って
みて別格だったのがこれ。


飛行機墜落して生存していたら、これ一丁
で生き延びてちょと兵士に支給されるス
ウェーデンの軍用ナイフ。製造は日本、
岐阜県関の服部刃物。
これはですね、全方位的に別格でした。
格が違い過ぎる。
キャンプナイフとしてもブッシュクラフト
ナイフとしても最高。これこそが真のサバ
イバルナイフです。
「これ一丁で生きよ」。その要件は全て
満たしている。航空兵のお供なのだが、
儀礼刀のようなものでないとこが良い。
名誉や勲章では死地や修羅場では生き残
れない。プライドや階級や地位や現金など
は、サバイバルの現場では何の役にも立た
ない。生き残る者が生き残る。獣の腐肉を
食らおうとも生き残る。
実用主義一点張り、まるで戦国時代の日本
の戦場刀の同田貫のようなナイフがこれ。
他とは比べようもありません。
存在が「別格」なのだから。
このファルクニーベンのF1をあえて形容
するならば、「究極至高を超える天上
ナイフ」。
海原雄山や山根士郎たちよりも遥か彼方
の天空の上ね。元々が空飛び用だし(笑
鋼材は日本の武生のVG10。ハットリ
さんのお得意の鋼材ですね。
この鋼材、べらぼうに切れます。

アラスカでフライフィッシング

2021年03月15日 | open

アラスカ州でのフライフィッシング。

日本では河口域のような広さだ。
しかし、含有酸素量が多い清流のため、
鮭科の川魚が棲む。
日本では源流含む上流部にしか鱒族は
棲息しない。


ドライフライ。




ヒット。


合わせ。毛鉤の合わせはピシッと竿を
しゃくる事はしない。ヌーッと素早く
かつ優しくしなやかに腕を上げる。


ランディング。


必死に暴れて鉤を外そうとする。


テンションを緩めず、魚を疲れさせて、
慎重に寄せて来る。


キャッチ。

ヒレピンのグレーリング(カワヒメマス)
だ。日本のように成魚放流などは勿論
していない。全くの天然魚だ。


日本では河川の鱒族はほぼ絶滅。東北
以南は全て成魚放流している。つまり、
日本のほとんどの川は「釣り堀」なのだ。
心ある人たちの取り組みにより、卵放流
による自然魚は僅かに育ちつつあるが、
マスの完全天然魚は東北の一部と北海道
以外の川には、ほぼ日本にはもういない。
絶滅の理由は、日本人自身による殺し過
ぎの乱獲だ。釣ったら食え式の日本人の
生態系や環境と資源保全を考えない思考
の貧困は「食わずとも釣って殺せ」を逆
に広めた。必要以上に多く釣れば偉いと
するような貧しい考えが今でもはびこっ
いる。

アラスカでは、リリースではなく食べち
ゃう。
魚影が濃いので食べるが、合衆国は世界
河川管理がしっかりしており、一人5尾
まで等の規則の州が多い。日本の餌釣り
人口のように獲れるだけ野放図に獲って、
殺すだけ殺してハラワタをそこらに捨て
て、魚も多すぎるからと野良猫に食わす
として捨てるような事はアメリカでは
まず無い。そんな事をすると、発覚する
と厳重な処罰がアメリカでは待っている。
日本はなんら取締り規則がないから、餌
釣り人たちはやたら殺して大漁大漁と喜ん
で魚を捨てる。あるいは捨てるように配
る。日本の釣りは、心貧しい釣りだ。


ワタとエラを抜いて血あいを洗い落とし、
バターを詰める。そして、塩を振ってホイ
ルで包んで焼く。
私もやるが、ホイル焼きは美味い。
スライスしたレモンを挟んでもイケる。


毛鉤釣りは英国が先進国だったが、現代
フライフィッシングは、技法もタックル
も、釣りに関する環境保全の取り組みも、
アメリカ合衆国が世界最先端である。
リバーキープの問題意識も、日本などは
比べ物にならない程に進んでいる。
アメリカ人の毛鉤釣り師たちは、非常に
魚と人と自然を大切にする。
日本のような無法状態ではない。
北米はモンタナとアラスカがフライフィッ
シングの聖地だ。


鹿撃ち

2021年03月15日 | open


昨日、旧友は鹿撃ちへ。
息子さんにナイフでの鹿の解体を体験させ
た模様。
刃物が有効に使えないと魚も動物も捌けな
い。
ナイフでのスキニング、ノコでの骨切り、
またナイフでの解体種分け。
ティーンは良い体験をしたことだろう。

今や鹿は無管理の放置により日本全国で
「害獣」となっている。
鹿撃ちは、スポーツハンティングではな
く、猪撃ちと同じく、害獣駆除となった。
鹿がどれくらい増えているかというと、
広島市街地からほど近い市内の河川敷は
サバゲフィールドとして我々が借りて使用
許可を得て使用しているが、そこにも鹿
が何頭か棲息している。街中でだ。
今、そのような状態。
農村部では猪共々農作物が彼らによって
荒らされまくっている。
今、日本はそんな状態。


VG10の鋼材のナイフ

2021年03月15日 | open



服部刃物#3718 鋼材VG10

この鋼材、かなり切れます。
ATSに近い成分。
切れ物が欲しい方はこのナイフおすすめ。
コンシールドタングなので、バトニング
による巻割りには向きません。
私は割って何ともなかったけど、構造上
からすると、棒叩きはやめたほうがいい
と思います。
ハマグリ刃。刃長93ミリ。重ね4ミリ以上。
ブローニングのモデル・チーターをOEM
で製造していたのはハットリで、その
チーターを鋼材を変更した服部モデルが
このハットリ#3718。
加工精度はカスタムナイフ並み。

OGPイメージ

【楽天市場】HATTORI ハットリ3718 シースナイフ黒檀 VG10:関の刃物屋MARUOKUネット

HATTORI ハットリ3718 シースナイフ黒檀 VG10

楽天市場

 


20年以上、使い倒しの私の3718。
私は販売店からではなく、服部さん
から直に購入した。

心の支えのようなナイフ。


このナイフがもの凄く切れるのは、鋼材
という面だけでなく、もう一つ切れる
ファクターを備えている。
それがこれ。
(よく切れるナイフ2丁の形状)
 
よく切れるナイフは日本刀のように先に
行くにつれて薄くなっている。
先に行く程に薄くなる刃物が大切れする
は、それは切る際に進む力が平行分力
拡散するからだ。
これは、自然に引き切りと同じ現象と
なり、分力と同時に摩擦係数が変化する
ために抵抗が減って切れ味が増す。

【日本刀が切れる原理】
Aという力で物体に切りつけると、物体
に当たった瞬間に、Aという力はBという
直角分力と、Cという平行分力に分解され
る。Bは物体に加わる圧力、Cは引き、
つまり刀身がそれだけ手前に引かれる
ことを意味する。包丁で肉を切る場合、
真上から抑えるだけでは切れない。
手前に引くか、向こうに押すかして、
包丁を動かさねばならないが、それが
Cという平行分力にあたる。
(図は『斬れ味日本刀』掲載 福永酔剣
「日本刀の斬れ味」を参照)

革ジャンの不思議

2021年03月15日 | open





たきび

2021年03月15日 | open



たきび(1941年)
(作詞:巽聖歌、作曲:渡辺茂)

かきねの かきねの まがりかど
たきびだ たきびだ おちばたき
「あたろうか」「あたろうよ」
きたかぜ ぴいぷう ふいている

さざんか さざんか さいたみち
たきびだ たきびだ おちばたき
「あたろうか」「あたろうよ」
しもやけ おててが もうかゆい

こがらし こがらし さむいみち
たきびだ たきびだ おちばたき
「あたろうか」「あたろうよ」
そうだん しながら あるいてく

昭和16年。太平洋戦争が開始される
年に巽聖歌(本名野村七蔵)は東京
中野区の住宅街に住み、その近隣の
風景からこの童謡の作詞をした。
時は流れ、現代では路上での落ち葉
焚きはもちろん、一般的な焚き火は
禁止、自宅敷地内でゴミを燃やす事
も禁止という時代になった。
街角の路上で落ち葉焚きなどはもって
の外という時代だ。
現代だったならば、この「たきび」の
童謡は生まれなかった。

私が子ども時分の1970年前後はまだ
横浜の住宅街でも落ち葉焚きはあち
こちで見られた。街路樹や住宅の木々
の落ち葉を集めて、路地のそこかしこ
で燃やしていた。
「たきび」の童謡と同じく、通学途中
の子どもたちは暖を取ったりした。
落葉の時期は寒くなって来る時期だ
からだ。
落ち葉焚きは、日本の冬の風物詩の
ような日常的な光景だったのだ。

今、焚き火は「焚き火をするために
焚き火をする」という風景は見られ
ない。キャンプやブッシュクラフト
等の野営で、料理や暖を取る目的で
焚き火可能な場所で行なわれている。
直火が許可されているキャンプ場も
今では殆ど無い。
たぶん、もうすぐ、石を組んで設える
炉の作り方の方法も失伝する事だろう。

昨夜、海外の狩猟のドキュメンタリー
番組を観ていた。得る物あり。
ある世情が世界的である事が分かった。
アメリカ国内各地を周るハンターが
獲った獲物を料理するシリーズもので
かなり面白い。狩りの失敗や成功、
釣りの方法、さまざまな料理のやり
方。映像としても実録としても非常に
面白く観ることができた。

その中で、山中にて料理をする時に
そこらの石を拾ってカマドを作る
シーンがあった。
「丸くでなく、コの字型にならべて
壁を作るんだ」と主役のハンターが
仲間に指示していた。
リフレクター効果を持つ野営カマド
だ。
野外での石囲いをする時、ただ円形
に大きく並べる人も多いが、カマド
や炉としての機能は薄くなる。広く
丸く石を並べたら、それは囲炉裏の
ような効果しかない。
煮炊き焼き物まで射程に入れる炉で
あるならば、鍛冶炉のような反射壁
を持つ形の炉にしたほうがよい。
コンロとして機能するからだ。
アメリカのその番組を観て、ああ、
昔からのセオリー通りやっているなぁ、
と思った。
それと同時に、指示されたハンター
仲間二人はそれを知らなかったらし
く、「ほぉ」という感じでせっせと
適当な大きさの石を探して来ていた。
ということは、その二人は鍛冶炉型
の野外炉での焚き火が火の扱いに
おいて極めて効果的であるという事
を知らなかったのだ。
狩猟のプロが三人いて、一人しかその
歴史的に伝えられて来たスタンダード
を知らない。失伝は開始されている。
銃猟が盛んなアメリカ合衆国の野生
動物のハンターでも、すでに石カマド
の作り方を2/3の人が知らないのだ。
失伝というのは存外早い。
約10年でほぼ技法は完全失伝するよう
だ。
そして、誤伝が広まるのはさらに早い。
今の目の前の事が全てという価値観で
いると、その誤伝、誤謬、認識不足は
なお一層加速する。
やがて解かっているつもりでいるだけの
「不明の人」となってしまう。