20.5オンスのこの重量級シーホーク
を早く仕上げて、19.40オンスに
セッティングして、メインで使い
たいと思うところあり。
キューデザインが抜群に好きな物
だからだ。他では見た事がない
デザイン。
フォアはお決まりの本ハギ四剣だ
が、リアスリーブの造形が良い。
現在塗装前の磨き段階。
ツルツルで、触ってもハギの段差
などは無い。必ず縦磨きで下地を
仕上げる。日本刀もキューも下地
研磨が極めて大切だ。
ローズウッドもとても良い物を
使っている。大昔のキューは本
当に良質材を惜しみなく使って
いる。マスプロラインでもそう
だ。
英名シーホーク。和名ミサゴ。
ロングのエンド樹脂は1960年代
から1980年代までの定番だ。
ジョイントカラーを軽量化の為に
樹脂に交換せずとも、ウエイト
ボルトを抜いてインチの軽量
樹脂ネジ短物に換装して、私
のオリジナル設計製作の110g
の軽量ロングシャフトを装着
すれば、計算上はジャストの
550gの19.40オンスに持って
行けそうだ。
ただ、このキューのオリジナルの
シャフトが実に良いのだが、如何
せんシャフト単体で130gは重過ぎ
る。
だが、軽量化のためとはいえ、
できる事ならばなるべくバット
本体にメスを入れたくはない。
撞き味も現行で最高なので。
キンキン鳴る。これはバットが
良いからだ。いくら響きの良い
シャフトであろうとも、バット
が良くないと良質な音は奏でな
い。
パーツ換装のマッチングを探れば
狙った総重量に持って行けそうな
事が見えて来た。
なお、ウエイトボルトを完全に
除去すれば軽量化は簡単だが、
このバラブシュカタイプのエンド
はネジでエンドキャップを締め込
み固定させるタイプなので、全
除去をすると撞いているうちに
エンド樹脂が緩んでくる可能性が
ある。接着剤だけでの固定になる
からだ。
ウエイトの為ではなくともネジは
このタイプには必要。樹脂インチ
ネジはアルミよりも軽く丈夫なの
で、締め込み兼軽量化には最適
だ。
ピンはブラスピンである。
玄人泣かせ。良い。
今はラッキー菱沼さんの作にしか
見かけない。
40年以上前のキューはこれだ。
シーホーク。
それは、魚を狙う気高きハンター。
別名、オスプレイ。