畳表を巻藁の代用品として
使用する事は、斬鉄剣小林
康宏作の試刀者の先達が考
案した。昭和40年代の事
だ。
だ。
以降、後片付けと入手に手
間がかかる巻藁は一気に廃
れ、畳表巻が一般化した。
藁とは稲の茎。畳表は藁で
はなくイグサの茎である。
植物の種類が全く異なる。
ゆえに、畳表は正確に畳表
若しくはいぐさ巻と呼称し
なければならない。
刀の柄は柄であり、こじり
ではないのだから。
現代、認識が極めて出鱈目な
連中が大手を振って蔓延って
いる。藁を切らないのに藁斬
りなんとかと称したり、また、
畳表を切っていながら「巻
藁」と言ったりしている。
藁」と言ったりしている。
全てニセモノ、贋物、紛い物
だ。やっている人間と言って
いる内実が。
識別曖昧なる誤認は武術にお
いて命取りであるという武
の基本さえもないがしろに
している。
の基本さえもないがしろに
している。
断言できる。
畳表巻を巻藁と称している者
は全てニセモノである。
やっている事も、立脚視点も。
試斬そのもの、抜刀斬術その
ものは居合抜刀術や剣術の範
疇に属するが、被切物が畳表
であるのを畳表と呼ばず巻藁
と称する者たちは、武道や武
術とも無縁の者だ。
扉を天井と呼ぶような事をし
て耳目を集める事が目的だか
らだ。
全員ニセモノであり、論外。
袈裟に斬ったのに真っ向だと
か水平斬りだとか言わないで
しょう?
だが、それを出鱈目に混同さ
せて、そして、自分の脳内創
作で物理的存在を別物に勝手
に概念化させて呼称している。
これは武人には非ず。
贋物である。