最近、広島県でもそうだが、
若い人たちはガソリンスタ
ンドの事を「ガソスタ」と
呼ぶ。
かつての東京横浜では「ガ
ススタ」だ。一般的に多い
のは「スタンド」呼称。
たぶんだが、「ガソスタ」
は「マックやなくてマクド
やろ。マクドナルドなんや
から。マックちゅうのはど
こから来とるねん」と言い
切る大阪民国(だいはんみん
こく)が発祥なのではと思う。
英語の発音は丸無視の。
では「ガス欠」の時には
「ガソケツ」と言うのかと
突っ込みたくなるが、最近
の西日本の流れはGSの事は
若い世代は全員が「ガソス
タ」と呼んでいる。
なんだかゲソテンみたいで
私は馴染めない。
京浜地方の言い方は「スタ
ンド」が一般的だった。
なお、広島県東部におい
ては、最近の若い人は言
わなくなったが、給油す
る時には「油を入れる」と
いう表現をかつての古い世
代は使っていた。
「その単車、油は入れんで
ええのんきゃ?」という
風に。
私は高校生の時にバイクで
東京から広島まで行った時、
それを親戚から言われて、
「オイルは入ってます」と
言ったら「なん言いよるん
ね。ガソリンの事よ」と言
われてポカーン?だった。
「油入れて来るけぇ」とか
広島県の地元の人たちはフ
ツーに使っていた。
確かにガスチャージは「給
油」であるので油ではある
のだが・・・(笑
今の広島県の若い人たちは
男でも自分の事を「わし」
と言う人が絶滅したように、
「油入れるけぇ」の表現は
現在は若者の間では絶滅し
た。
そして今広まっているのが
「ガソスタ」だ(笑
ジモチーと共走りしていて、
いつも毎回なんだかおかし
くなる。「だったらガソ欠
だど」と小声で言いたくな
るような。
「油入れる」表現が広島県
で消滅したのと併せて、言
葉の歴史の中での変遷を見
るようで言語学的にも面白
い。
なお、メモや行程地図を手
書きする時には、ガソリン
スタンドのポイントは「GS」
と私は書く。
これには、厳密には二つの
意味が二輪業界ではあった。
一つはガソリンスタンド。
もう一つはガスステーショ
ン。
ガスステーションは正式な
英語での表現にあたる。
ガソリンスタンドという和
製英語を英語圏の外国人に
言ってもほぼ通じない。
ガスステーションが英語だ。
ガソリンは英語での略語は
ガスなのだ。ガソではない。
McDonald's は英語でマック
ダナーズであるからマック、
というように。
なお、1990年代に職場の同
僚のアメリカ人に仕事帰り
に玉撞きに行く時に「マク
ド行くか?」と日本語で言っ
たら「なにそれ?」と返し
て来た。「マックだよ」と
言い直すと「なんだ。行こ
う行こう」となった。
ただ、プールバーで一杯や
る時にビールの Löwenbräu
を「レーベンブロイ」と私
が発音したらそいつは「え?
今なんて言った?」となっ
た。
「ドイツ語だからドイツ語
でレーベンブロイ」と言うと
「あ、それならわかる。今
何言ったのかと思ったよ~」
と言っていた。
奴はそれまで「ローウェン
ブリュー」と米語発音で言
っていたそうだ。
マクドじゃないんだからよ~。
でも最近はBMWの事をベー
エンベーとは言わずにビー
エムダブリューと日本では
呼ぶよね。
てなこと考えてたら、ます
ます、「ガソスタ」は「マ
クド」形式で作られた和製
略語であると思える。
「マックダナーズ」(Doに
アクセント)が正式な英語な
のに日本語表記と発音は
「マクドナルド」としたの
と同じパターンであるのが
「ガソリンスタンド」だ。
そして「マクドナルドやか
らマクドが正解やろ」とし
た方式でガソリンスタンド
だからガソスタだろう、と
いう塩梅、なのだろう。
でも、マクドってオイドみ
たいに感じたりもする。
馴染めねぇ~。
あえて使ったりもするけど
さ。(広島県の人たちは
マックと呼んでいる模様)
最近世の中で馴染めない言
葉に fast をファストと明確
な日本語発音で表記したり
言ったりしているのがある。
アナウンサーまでもがファ
ストと日本語的に言う。
ファーストだろうよ~。
発音記号は fæst の。音で
いったらファーストにホン
トに近い感じの。英国英語
などは発音記号も fɑːst で
もろにファーストだ。
ファストってなんだよ、一
体全体。
ファーストと日本語で書く
とファ――ストと発音する
人間が多いからファストに
したんだろうが、ファース
トのほうが原音に近いよ。
ラストみたいな発音の日本
語のファストって何だか変。
フィストじゃねぇんだから
よ~。
つまり、McDonald's は略
してマックが正解で、マク
ドは独立国家の大阪民国(だ
いはんみんこく)語だが、英
語の fast は日本語で表記す
るならば従来のようにファ
ーストが正解だ。
ファストはマクドと同じ系
譜にあるもので、独善的な
自国語化であり、国際的で
はない。
英語圏人に「ファースト」
と言ったら通じるけど、
きっぱりと日本語発音で
「ファスト」と言ったら皆
目通じないよ。
guerrilla の事を日本語発音
で「ゲリラ」と言っても英
語圏の軍事関係者には通じ
ないように。
一番「こりゃ参った」とい
う実話。
ある時、新宿区内のトイガ
ン屋に行った。
モデルガンのSAAを物色す
る為だ。広島転住後だった
ので出張の帰りにでも行っ
たのだろう。以前住んでい
た新宿区内の家の近所だ。
その時店員に「この artillery
を見せてください」と私は
言った。
すると、若い店員は「?」と
いう顔をする。
「これ」と指さして私が言う
と「アーテ、ラリーですね」
と店員は言う。
私は「いえ、artillery」と言
うと、店員は「アーテ、ラリ
ーですね」と繰り返す。
そんな銃、俺知らねぇし。
「砲兵タイプの5.75インチ
バレルのこの artillery」と
私が言うと店員は頑として
「アーテ、ラリーですね」
と言い返す。無表情で。
なんだこいつ?とは思った
が、もうどうでもいいから
見せてくれと思った。
彼の頭の中では「artillery」
は永遠に一生「アーテ、ラ
リー」なのだろう。
しかも、店員のラリーの発
音は rally の日本語発音だ
った。
英語を解さないのは個人の
勝手だが、固有名詞の銃の
呼称でトイガン屋がそれは
ねぇだろうにと思ったのが
正直なところ。
あと、客商売としては無表
情で頑として自説を曲げず
に連呼するのはちょいとや
ばい領域にいる人かと思っ
た。
正直なところ、無表情で訳
わからん事を繰り返して言
うので怖かった。
そんな事もあった。
それは21世紀に入っての出
来事だが、1980年代中期か
ら何度も利用していた店で
もあったので、どうなのと
は思ったが、実は某店は
渋谷の某店とも同じ系列で
某カルト宗教が経営してい
る店だった。
道理で「ハンカチ買ってく
ださい」訪問者や「カンボ
ジア難民に募金を」(ニセ)
をやっていた壺売り霊感
商法のカルト教団信者と同
じ眼だと思った。
半眼でずっと無表情。
正味のところ、怖かったわ
~。
余談だが、広島県というの
は、実はやたらと統一協会
が多い。異様に多い。
もしかすると、広島県地方
の地域的人間性と何らかの
関与があるのかもしれない。
反原理的視点からすると、
安芸門徒と呼ばれるカルト
(フランスでは浄土真宗は
カルト規定で違法)が古く
から蔓延っていた土地柄な
ので、ニセキリスト教の統
一協会も浸透しやすい土地
柄なのかも知れない。
広島県内の一地方都市であ
る三原市のJR駅前高架線下
でも毎日のように統一協会
がニセ募金活動を現在もし
ている。
「教会」と名を変えたが、
旧世界基督教統一神霊協会
が正しい表記だ。
マスコミ等は政治権力への
忖度から「教会」呼称を現
在は為しているが、日本キ
リスト教団からも「異端」
と認定されたニセキリスト
教であるので、「教会」名
は不適当だ。
民主主義国家フランスでは
法律により禁止の集団。
なお、先ごろ「襲撃」され
たN党立花代表などは、統
一協会の集会で講演をした
りしている。