渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

オートバイの整備

2024年12月05日 | open
 

オートバイの整備は楽しい。
これは破れた革シートを交換
する前。春。

春にシート交換後の林道走り
の時。これは9月。


まだオートバイが専門分野に
未分化の1973年時の二輪のス
タイル
が果てしなくカッチョ
いい。

トライアル車なのにアメリカ
ン・マイル・ダート・トラッ
カー
みたいだ。
これで2ストだったら最高なの
だが、この4ストTLのエンジン
は完成
度が非常に高く、かな
り長い年月の間
基本設計に変
更なくホンダ車に
使われ続け
た。ホンダは小排気
量の2スト
エンジンも性能がよ
く、ロード
レーサーのMT125な
どは名車
だった。



最近の新しいオートバイより
も、半世紀程前のオートバイ
のほうが魅力が溢れまくって
いるのは何故だろう。
思うに、今の現代二輪は余計
な物
が付きすぎているのだと
思う。

過剰品質とはまた違う、人間
の手から離れる装置というか、
人間不在の本当に余計な物が。

今のオートバイにいえる事。
それは、シンプルさがゼロだ。
うまいラーメンのスープを作
っても、そこに海鮮や焼き肉
やケーキや食後のコーヒーま
でぶちこんで「どうです?お
いしいでしょう?」とか言っ
ている二輪のような気がする。

 


 

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