八女市にある「八女伝統工芸館」へ行ってきました。
八女には1587年に福島城が築かれており、短い期間ではありましたが城下町でした。1620年に有馬氏が久留米藩の城主になるとその支配下に入り、福島城は廃城となって在方の町となります。しかし、その後も八女地方の商業の中心として栄えました。今でも城下町の遺構があり、旧往還沿いには白壁の街並みが残っています。平成14年には国の「重要伝統的建造物群保存地区」の指定を受けています。
近世には手漉き和紙、仏壇、提灯、石灯篭などの工芸品が盛んになります。今ではそれぞれが国や県の伝統的工芸品の指定を受けています。茶業も盛んで、八女茶や星野茶として有名です。町の発展という観点ではお隣の筑後市の方が元気ですが、八女市は歴史と文化を感じさせます。
八女伝統工芸館です。合併で市域も広くなり、八女地方の伝統工芸品が展示即売されています。別棟には手漉き和紙資料館もあります。手前の石灯篭は高さが10.5メートルもあります。
館内の展示コーナーです。
日本一の大仏壇です。高さが6.5メートル、幅が3.8メートル、重さが2トンあります。材料費だけで3,500万円かかっているそうです。
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伝統工芸館の隣に鉄道記念公園がありますが、ここは国鉄矢部線の筑後福島駅の跡地です。矢部線は赤字国鉄の再編成のあおりを受け、存続を願う地元住民の運動も空しく昭和60年に廃線となりました。線路跡は矢部へ通じる道路になっています。
右手に見えるのは、旧矢部線のレールを利用して作った藤棚で、約500メートル続いています。
公園の一角で筑後福島駅の駅名プレートを見つけました。倉庫に掲げられているのが何だか悲しい。
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私は何度も八女にはドライブで行っています。高速道路を通過しないで八女から星野村に行き自然の景色を
楽しみます。浮羽の棚田を見学に行ったり♪
八女と言えばお茶か仏壇というイメージがあります
伝統工芸会館は入ったことはありません
春に谷川梅林も確か八女から云ったのではなかったでしょうか?ウロウロしすぎて地図の配線が狂っています
いいところですね!
八女は合併で黒木、星野などの山間部が市域に入り、広くなりました。
谷川梅林は、同じく八女市に合併した立花町にありますね。行ったことはないのですが、3万本の白梅があるそうです。
いつも車で通り過ぎています。