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自分には見習わないといけない諸先輩方がいる。
グランプリの試合後、様々な思いがあるにも関わらず、
『ありがとうございました!』
『やられたわ!』
と声をかけてくださった先生方。
優勝を決めた後、いつも
『よ〜やったな!おめでとう!』
と電話をくださる先生。
また、みなまで言わずとも、
あんたの苦労はよく分かっている。
と言ってくださる先生。
本当にありがたいし、そんな姿を見て、自分もそうありたいと思う。
そんな先生方に共通するのは、まずは、地位や名誉といったくだらないことで柔道に携わっていない。
自分が歩んできた道程の中で、苦労したことや悔しかったこと、勉強したことがあって、同じイバラの道を歩んでいる後輩の私を見て励ましてくれる。
年齢や実績など度外視し、他人を認めることが出来るか出来ないかは、結局のところ、歩んで来た道程であったり、人間の器の問題だとつくづく思う。
無愛想でおべんちゃらの一つも言えない私ではありますが、理解をしてくれる先生方がいるのは本当に励みになる。
だから、自分も後輩や同じ道を歩まんとする人間がおれば、自分なりに手を差し伸べ、損得勘定ではなく、恩義を重んじて生きていきたいと思う。