昨日、少年柔道時代に時間を共にした方が急逝されたとの連絡が入った。
少年柔道時代は、私の力不足もあって子供さんを全国の個人戦に連れて行くことは出来なかったんですが、昨年末の県新人戦で優勝し、全中に向けてさぞかし楽しみにしていただろうと思うと、本当に言葉にならない。
高学年時で移籍してきた子の親御さんでしたが、移籍を悩んでいた時に相談を受けた時の事は今でも忘れません。
一番印象に残っているのは、私が県外の試合の決勝戦で息子さんのセコンドに付き、ギリギリの戦いの中、たまたま出した指示がはまって優勝したことがありました。
大抵は私と選手にしか分からないことで終わる話だし、結果だけにしかヒューチャしない親御さんが多い中、
私には全く想像もしなかった指示で驚きました。なぜ二見が強かったのか分ったような気がします。
と言ってくれたことです。
日頃、控えめで大人しく、口数の少ない方でしたが、この一言は、当時、腹立つこと、辛いことしかなかった時期に光明を与えてくれた一言でした。
私よりも年上で、大学でもバリバリ柔道をやってこられ、立場もある方でしたが、本当に優しい人でした。
あの一言は今でも私の生きる力となっています。
また戦友が一人亡くなりました。
いろんな事を考えます。
ただ、今は謹んで哀悼の意を表したいと思います。