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S足学園音大では、AAという役目の仕事もしております
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これはアカデミック・アドバイザーの略でして、
学生たちが問題なく大学生活を送り、順調に授業の履修、単位を取得して卒業できるように、
入学から4年間、コースの中の、一つの学年の学生を見ていく仕事です。
分かりやすく言えば、学年主任みたいな立場になりますが、学生と一緒に4年間、持ちあがりで上がっていきます。
僕の担当学年の学生たちも、来年は三年生。
一昨年の春、ちょうどコロナが現れた春に入学でしたから、
あの、世の中がてんやわんやだった、オールオンライン授業から大学生活が始まりました。
そもそも、最初の三か月くらいは学校にも入れませんでしたので、
そのまま突入した夏休みが終わっても、トイレや学食の場所も知らない学生が大勢いたのです。
そしてそのまま、丸二年、多くの授業がオンラインで進んできました
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今年、2022年の春からは、対面に戻る予定です(勿論、コロナの感染状況によりますが)。
楽器のレッスンやアンサンブルなど、いくつかは対面に戻ってはおりましたが、座学系はほとんどがまだオンラインでしたので、
なんと、この春から、三年生にして、始めての対面授業の開始になるのです。
この学年は、大学生活の半分を、完全にコロナの影響下で過ごすことになりました。
それでも、後半、どうにか、間に合って欲しいです
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でもね。
今、個人面談の時期なのですが、・・・皆、逞しいです。
若さもあるかと思いますが、恨み言や泣き言をいう学生なんて、一人もおりません。
皆、前向きに、自分の夢に向かって、頑張って取り組んでくれています。
そりゃあ、なんでも思い通りになっていきませんからね。
足掻き、もがき、もしかしたら暗中模索とも思えるでありましょう日々を過ごしながら、それでも、
前に進んでいるのです。成長しているのです。
素晴らしいですね。
こうして面談をしながら、実際、僕たち教える側も、彼らから力やエネルギーをもらうのですよ。
(こんな面談の紙なんかも、僕が作って貼っているのですよ(笑))
そしてまもなく、ライブ試験です。
素晴らしい演奏と共に、無事に終わりますように
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ではー。