実は、今月初めからのスケジュールを頂いていたのですが、
ちょうど安全さんの本番日や記念イベント日などが重なったりしましてね、
今日が、ようやくS足学園音楽大学への、初出講日だったのでした。
で、いきなり
「川村先生、主任教授が、ちょっとお話しがあるそうですので、今日、授業の後、残って下さいますか」
と。
うほー。授業もやってないのに、いきなり叱られるのか、まいったなー、
とか思っておりましたら、
授業後、職員室に慌ただしく入ってきた主任教授(キーボーディストのM先生。学校のことで、信じられないくらい超多忙に動かれている)、
「あー、川村先生、お疲れ様です。実はね、この『インストゥルメント研究』という講義を、この秋、一回、受け持ってもらえませんか?というご相談なのですが」
とおっしゃる。
「どんな講義なんでしょう?」
「ええ、全コースの学生に対して、ある楽器について語る、という講義なんですよ」
「ほほう、で、僕は何を語れば」
「ええ、キーボードに関しましては、僕がすでにピアノをやりまして、〇〇先生が先日、アナログシンセをやってくださったので」
「となると……」
「はい、川村先生には、オルガンを」
「(きました(笑))」
「内容は、もう、川村先生の自由に。とにかく、オルガンについて、あまり知らない学生に対して、オルガンを語って頂ければよいのです」
ということは、どんなにマニアックでもいいのですな(←そうかな(笑))。
「では、例えば……曲とかを聴かせても良いですか?」
「勿論です。」
パアア。
やりましょう(笑)。
S足音大には、トランジスタですが、古いハモンドオルガン&レスリースピーカーがあります。
ハモンドを前に、ハモンドオルガンのかっちょいい曲をかけて、「ほらほら、ここここ!もっかい聴いて!」とか言って、
そんでもって、「ハモンドオルガンってのは、正弦波合成という方式で音を作るんだけど、それがこのドローバーで、ほら、ドの音を弾いても、このドローバーを引っ張ってるとミの音がなるというね。この正弦波合成は、加算方式というシンセの、一つの音作りの方式の原点にもなっていて、その流れを汲むシンセはでも意外と少なくてほとんどのシンセは減算方式といってね、あー横道にそれちゃうねえ、ではオルガンにもどるけど、、まず本物のハモンドのね、トーンホイールってのを使って音を出すタイプのものにはスターターモーターってのがあって、これはもう、、まるでバイクとか昔のクルマのようなもので、いわるゆスイッチを入れれば音がなる他の鍵盤楽器とは全然違うんですよね。アナログの極致ですよねかっこいいですよねえ面白いですねえほらほら、ここにはパーカッションなんかもついてて、これも違う音程を混ぜちゃうなんてことをするんだけど、これがまたかっちょよくてね、この組み合わせだけでもこんなに色々とほらほらあらあら、でね、でね」
やりましょう、やりましょう(笑)。
あ、
ちゃ、ちゃんとやりますよー、叱られないように(笑)。
寝られないように
思いがけず、10数年前に、何度も一緒にライブをしていたドラマー……先生(お互いにね)に合えたりもして、嬉しかったですねえ。
がくせーさんもね、さすがー、という感じでした。
こちらでも、色々と、この先も、楽しみであります。
マニアックな話、しちゃうぞー(笑)。
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緑ちゃん倶楽部 業務連絡
本日をもちまして、「緑ちゃん倶楽部 第二回 課外授業 川村ケンと一緒にステキな音楽を聴きましょう その1 キース・ジャレット 奇蹟のピアノ・インプロヴィゼーション」の受付を終了とさせていただきます。
おかげさまで、昼の部、夜の部ともに、定員一杯のご予約を頂きました。
沢山のお申込み、本当に、どうもありがとうございました。
楽しい会にしたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願い致します。
また、多くの会員さまからご要望のありました、「第二回 課外授業」の平日の追加開催ですが、現在、検討中ではありますが、まだ、確定した日程が出せるに至っておりません。
申し訳ございませんが、いましばらく、お待ちいただけますよう、お願いいたします(平日は学校など複数ある関係で、なかなか難しいのが現状なのです)。
僕自身も、是非、やりたいと思っております。
また、候補日が決まりましたら、会員の皆様にはメールでお伺いさせて頂きますね。
沢山の方々と一緒に、良い音楽に触れる時間は、かけがえのないものですものね。
無事に、追加授業……追試?補講?(違うね(笑))、……こちら、開催できる運びとなりましたら、どうぞよろしくお願い致します。
緑ちゃん倶楽部
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ではー。