先日来のTritonExtremeの不調の原因がわかりました。
(以下、マニアックは話ですが、もしかしたら同じトラブルを持たれているかたもおられるかもですので、書いておきます。)
機能の中に、まず普段触るものではないのですが、Half Damper Calibrationという、ダンパーピアノのハーフペダルの感度を検出、調性する項目があります(20年以上使ってきて、このメニューの存在すら知りませんでしたが)。
これが何らかの原因でエラー(誤動作)を起こし、ペダルを踏んでいなくても、あたかもペダルが踏みっぱなしになっているような状態と認識してしまうと、
それが原因で、PitchShiftやTranpose設定機能が効かなくなるのだそうです。(元々、ペダルを踏んでいる間は効かなくなる仕様なのだそうです)
こんな相関関係があるとはつゆしらず、修理に出しましたら「これが原因と思われます」と。
で、KORGのダンパーを繋いで、GLOBALモードのBASICからメニューを選んで、一番下にあるこのキャリブレーションを実行しますと(気づきません(笑))、
「Done(完了)」と表示されて、誤動作していた部分が直ったのです。
いやはや、これはビックリでした。
だって、すっかり「壊れてしまった!!」と思って、慌てて、TritonExtreme、もう一台・・・購入してしまいましたよ。
3台目です。
初期型のTritonを入れると、4台目ですが(笑)。
いえ、これからも絶対に使う機材なので、全然よいのですが(健康なサブがあるのは安心ですしね)、
災い転じて、というか、棚から牡丹餅、、、これは違うかな和、
ともかく、このトラブルのおかげもあって、今回のツアーではここ二年とはまた違うキーボードのセッティングとなることになりました。
一台増えますが、一台分以上、音が良くなるはずです(すでに良いです)。
これは勿論、厚見玲衣さんの先日のお言葉もあってのことでございます。
シンセ、楽しいですねえ。
人生に無駄な事はないですね。
だって、Tritonの誤動作トラブルがなければ、このセッティングにはたどり着かなかったのですから。
いやー、楽しみです。
ではー。