コウちゃん、札幌市在住、4歳、今月から幼稚園。
札幌滞在二日目、追加公演のリハーサルの後。高校時代の同級生で、今は札幌で結婚して素敵な奥さんになっているビートルズ大好き(っつかマニア)の、Mちゃんのお宅にお邪魔しました。一昨年くらいに、卒業以来十数年ぶりに、たまたま僕のバンドのサイトを見つけてくれて連絡をくれたのが切っ掛けで、それから時々メールで連絡取ったり、ゆずの「ONE」ツアーや安室ちゃんのライブにも遊びに来てくれてる、面白くて、いい友達でなんです。
でも、お宅にお邪魔したのは今回が初めて。とっても優しそうな旦那様にも初めてお会いできました。一緒にビール飲んで、美味しいMちゃんお手製の料理をご馳走になりました。「あー、川村くーん、お腹こわしたらゴメンネーっ!」とか何度も言ってたけど、ほんとに美味しかったよ。ご馳走様でした。お腹も大丈夫、あれから4日経つけど!
さて、一人息子のコウちゃん。ピンポンしたら、どどどどー、って足音が聞こえて。まっさきにドアを開けてお迎えしてくれて「いらっしゃーい!」って。・・・かわいいでしょ。
・・・爆発的にかわいいでしょっ!
食事の間はおとなしーく本を読んだり折り紙して待っててくれて。時々「うちのごはんはおいしいですか?」とか訊いてくれたね。おいしいよおいしいよ。いや、ほんとね、心がとろけますって。
大人のお食事タイム終わったら、すっかりいつも寝る時間、過ぎちゃっててね。ちょっとおねむで目がショボショボしてきちゃってたね。ごめんよ、リハが長引いたからね。大変だったのよ、リハ(笑)。
「じゃあ、あとちょっとだけね!」って、パパとママにお許しをもらって、ピアノのあるお部屋へGO!「コウちゃん、何か弾いて。」ってお願いしたけど、照れてたから、じゃあ僕が最初に弾くねって言って、適当にポロポロ弾いてたら、「うーんと、えっと、なんかー、夢みたいだね!」ってニコニコして言ってくれて。あー、僕が夢のように上手いわけでは全然なくて、上手く言えないけど、ちょっとメロウな感じっていうか、ロマンティックに聴こえるようなフレーズでポロポロ弾いてたら、そう言ってくれたの。
子供の言葉って、素直で、純粋で、そして重たいですよ。それ聞いて逆に、ぼくが感動したもの。おぉ!なるほど!そうだね!夢みたいだね、コウちゃん!じゃあ、これはきっと、素敵な、楽しい、いい夢だね!って思いました。何かね、すっごく嬉しかったんだよ。ありがとう。
その後、コウちゃん横に座ってもらって、一緒にセッション!僕が適当にコードを弾いて、コウちゃんがメロディーをアドリブで。「あ、いい感じ!」とか「そうそう!」とか言ってたら、どんどん、盛り上がっちゃって、ノってきちゃって。すご~い!楽しかった~!才能ありますぜ、絶対!
写真はそのセッションの後、「コウちゃん、もー寝なさーい。」っていうパパとママを振り切って、今度は、楽譜を引っ張り出してきて、腕を披露してくれているところ。もう、寝る気、全然無さそうで!止めなければ、いつまででも弾いていたそうな感じでした。きっと上手になるね!いやー、しかしほんっと、かわいかったなぁー。
さて、ハナシ変わって札幌二日目が終わっての打ち上げにて。
深夜、とあるバーにいたんですけれど、そこにピアノがありまして。僕、酔っ払ってまたポロポロ弾いてたんです。立ったまま、例によって、適当に。そしたらですね、ふと気付くと横にバスケットマニア君が来てまして、ポロポロと僕に合わせて何か弾き始めたんですよね。ピアノをですよ。普段、「ピアノ弾けたらいいなー」とか良く言うんですけど、なんの、結構弾くんですよ、バスケット君。
何分くらいやってたでしょう・・・。うーん、多分10分以上は。しかも、ずっと同じコードで。少しずつ盛り上がったり、また静かになったり。最後の方はリズミックにガンガン盛り上がっちゃって、二人して鍵盤叩きまくって!その間、言葉は一切無し。終わって、ハイタッチ「イェー(高島忠夫風)!」。もぅ、二人とも汗かいてたし!・・・そこでバスケ君、二ッコニコ顔でこう一言。
「いっやぁー楽しいねぇっ!
朝までずっとやってられるねーっ!」
あー、なんかコウちゃんとおんなじ、だ。
そ、しかも僕、コウちゃんの時と、同じコード進行使って演ってたんですよ、実は。コウちゃんと、バスケ君、歳の差、うんじゅっ歳。楽しかったですよ!どっちも、最高!あー音楽ってイイナ、面白いな!