皆さん、ありがとうございます。
「川村さん!これは、この海月のことは、記録として残すべきです!」
海月の完成と時期を同じくした頃、エージさんのこの一言から全ては始まりました。
最初は「じゃ、エージさんのサイトの中に特設ページみたいに、ちょっと場所をお借りして、ちょろっと」なんて気持ちだったんです。
それが、「いえ、どうせなら、もう川村さん個人のサイトということで独立したものとして、丸々改めて作りましょう!僕とドンイチ、全面的に手を貸しますから!」
・・・うわー、ほんまかいなー。でも、自分のサイトって無かったし、ちょっと嬉しくもありー。
そこから、Voyagerさんはじめ、沢山の方を巻き込んでいくのですが(勿論、師匠・厚見さんまでグイグイッと。・・・いつも後ろで応援してくださっています)、
皆さん、お忙しいのに「おー、それは面白そうですね。是非、喜んで。」と、本当に快く協力してくださって(しかもまったくの無償、無報酬で、ですよ・・・)、突然、ドドーッと作業が始まったのです。勿論、まだ、安全地帯のツアーも海外公演があったりした中でした。
そんな唐突な企画の立ち上げから昨日のオープン10分前まで(笑)、あ・・・いや、オープンしてからもでした(笑)、約三ヶ月、もう、ほぼ毎日、エージさん、ドンイチさん、Voyagerさんらと大量のメールやデータのやり取りを繰り返しておりました。
このサイト自体もそうですが、お読みいただきましたように、海月ページの内容を企画し、まとめてくださったのは、もちろんエージさん。最初は原稿執筆の為の資料としてお渡しした、僕とVoyagerさんとのメールのやりとりを「これ、面白いので、丸々載せましょう!」と言い出したのも、エージさん。僕は、改めて写真を選んだりして(無印の写真は基本的に全て僕のものです)、それにあのイラスト(笑)などの資料を発掘してお渡ししたくらいで、最終チェックをするだけでした。本当に、エージさんには感謝なのです。
最初は「ひとまず、海月部分だけでも年内に公開しましょう。後は・・・『鋭意作成中』とかになってでも」という話だったのですが(僕がバタバタしてるのを知っててくれたので)、せっかく公開するなら、どうにかカタチにしてから、と思い、それ以外のコンテンツの大部分は、もう、最後の追い込み(笑)、10日間くらいでまとめました。
そして、勿論、そのデータが集まるのは、エンジニアを引き受けてくださった、ドンイチさんのパソコン。
僕のところでさえ、パソコンを立ち上げると、時には、一回に十通以上ものメールが、メーラーにどどどどどー、なんて日もざらでしたので、加藤さんのところは、多分その倍か三倍は(笑)。
一通ずつ読んでチェックするだけでも大変なのに、読みやすいようにレイアウトして下さって、色分けとかもしてくださってね。もう、おそらく、お仕事の時間以外は、パソコンの前に付きっ切りだったのではないでしょうか。本当に足を向けて眠れないですよ。
厚見さんにも一度、全文のチェックをお願いいたしました。
厚見さんは、あっという間に読み終えてくださって(さすが(笑))、「えっと、ここに、これこれこういう一文を足しておいて下さい。こちらが歴史的事実で、正解だから」など、的確な指示を下さいました。
そして、僕やエージさん、Voyagerさんは、今日の今日まで、一度どころか、何度も何度も、繰り返しチェックをしました(もう覚えたんじゃないか?それはないか(笑))。
・・・で、その度に、
「いやー、これは凄い。なんてマニアックなんだ(笑)」
と、どこか自画自賛にも似た(←ここ大事(笑))、苦笑いと高笑いを繰り返していたのです(←ほんと、おかしいですね(笑))。
そして、昨日0時の公開から、たったの24時間で、なんとすでに1200人以上の方に、訪れていただいております。
本当に、ありがとうございます。
そして、
0時に公開して、あれこれ事後作業などを終えた午前2時頃、厚見さんに「公開しました!」とご連絡差し上げましたら・・・
「最高ですね!
歴史に残るレポートだと思いますよ。とにかく写真が素晴らしい
し、ヴォイジャーさんとのやり取りの記録がこれまたドラマチックで。 厚見」
とのメールを頂きました。お忙しいのに、またちゃんと見てくださったのです。嬉しいです・・・。
そしてなんと。
今日のことです。
あの、冨田先生からも、メールを頂いたんです。お元気そうでなによりでした。
しかしね、その内容は・・・ちょっと、奥さん。
ビックリものだったですよ・・・。
なんと、冨田先生の所有されているレスリー・スピーカーを、僕に、というのですよ。
「ピンクフロイドなどが使っていたレスリースピーカーです。
一度見に来ますか?
以前MOOGと接続するためにコネクターを改良した
可能性がありますが、本体はまったく無傷です。
川村さんのような方に使っていただければぼくとしても
本望です。スローの回転の音はなかなかいいです。
冨田勲」
と。しかも、無償でどうぞ、というのです。
なんということでしょう。
そして、そのレスリーは、あの歴史的名作「惑星」「宇宙幻想」「バミューダ・トライアングル」の録音で使用されたものらしいんですよ(左のリンク先「使用した機器装置」のアクセサリーの項をご覧下さい)。
僕なぞがこんな凄いレスリーを本当に譲り受けていいのかどうか、まだ全然心の整理ができませんが・・・
でも、そんな歴史的なレスリーを、この目で見ないわけにはいきません。
ということで、近々(きんきん)に、本当に見に行かせていくことにしました。
ってか、また先生にお会いできるだけでも、嬉しいです。
僕ら、シンセ好きの人間にとっては、もう天皇陛下にお会いするようなものですからね。
いや、世界中のアーティストに尊敬されている先生は、もっと別な、世界的な存在かもしれません・・・・
今日、テレビでマイケル・ジャクソンの映画をやっていましたが、あのマイケルが来日した時に、まっさきに冨田先生に会いに行った、というほどの方なのですから(Wikiにあります)。
しかし、そんな先生のレスリーを、僕が・・・・?
なんという、クリスマスイブのメール。
トミタ先生・・・は、もしかして〇〇タさんなのかも。
あー、今夜はぜーったいに、眠れない。もう、色々、凄い(嬉しい)ことがありすぎの年末です。
写真、オフィシャルサイトの「Equipment」ページのものと似てますが、微妙に違うんですよ。
こちらは、ドローバーで「7761(7)←見えない(笑)」と、セッティングしてみたんです。
楽しいなぁー(笑)。
ではー。