皆さん、素敵なクリスマスイヴをお過ごしでしょうか。
えー、僕は今日はずっとピアノの前で譜面を書いたり、あーだこーだ。そんなこんなで、もうイヴも終わりですね。いいんです、夕方には豚マンも食べましたし、夜には生姜焼き定食(丼ご飯、キャベツ、お味噌汁、全部お代わり有り)を食べましたから。トンなもんだーギトギト(笑)。
今から111年前の9月21日の新聞に、クリスマスに関するとある記事が載りました。
八歳のヴァージニアという女の子から、アメリカの「ニューヨーク・サン」という新聞に
「サンタクロースは本当にいますか(Is there a Santa Claus)?」
という投書があったんです。
そして、当時58歳のフランシス・チャーチという記者が、上司から「社説」としてこの投書に対する返事を書くように言われたんです。
ではでは、まずは、その質問を読んでみましょう。
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"Dear Editor: I am 8 years old."
きしゃさま あたしは八つです。
"Some of my little friends say there is no Santa Claus."
あたしの友だちに、「サンタクロースなんていないんだ」といっている子がいます。
"Papa says 'If you see it in The Sun it's so.' "
パパにきいてみたら、「サンしんぶんに、といあわせてごらん。
しんぶんしゃで、サンタクロースがいるというのなら、そりゃもう、たしかにいるんだろうよ。」
といいました。
"Please tell me the truth: is there a Santa Claus?"
ですから、おねがいです。おしえてください サンタクロースって、ほんとうに、いるんでしょうか?
"Virginia O'Hanlon."
バージニア・オハンロン
"115 West Ninety-fifth street."
ニューヨーク市西95番街115番地
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さて、あなたなら、どうお返事を書きますか?
ちょっと考えてみていただけますか?
考え中、考え中・・・。
はい、どうも。上の絵文字、基本的に今日と明日位しか使えませんからね、まとめて使うチャンスが出来ました。良かった良かった(・・・一つ間違いあり(笑))。
フランシスは、こう答えました。
「バージニア、おこたえします。サンタクロースなんていないんだという、あなたのお友だちは、まちがっています。
きっと、その子の心には、いまはやりの、なんでもうたがってかかる、うたぐりやこんじょうというものが、しみこんでいるのでしょう。
うたぐりやは目にみえるものしか信じません。
うたぐりやは、心のせまい人たちです。心がせまいために、よくわからないことが、たくさんあるのです。それなのに、じぶんのわからないことは、みんなうそだと決めつけているのです。
(中略)そうです、バージニア。サンタクロースがいるというのは、けっしてうそではありません。この世の中に、愛や、人へのおもいやりや、まごころがあるのとおなじように、サンタクロースもたしかにいるのです。あなたにも、わかっているでしょう。世界にみちあふれている愛やまごころこそ、あなたのまいにちの生活を、うつくしく、たのしくしているものなのだということを。
(中略)サンタクロースがいない、ですって?
とんでもない!うれしいことに、サンタクロースはちゃんといます。それどころか、いつまでもしなないでしょう。
1千年のちまでも、100万年のちまでも、サンタクロースは、子どもたちの心を、いまとかわらず、よろこばせてくれることでしょう」
原文はこちら「Yes,Virginia,there is a Santa Claus」.
ニューヨーク・サン新聞は、この社説をクリスマスの度に毎年繰り返し掲載し、1919年にこの新聞が無くなってからも、クリスマスが近づくとアメリカのどこかの新聞でこの社説は掲載され続けているのだそうです。
アメリカについては色々と思うところがありますけれど、色んな面がありますからね。僕の中でも、大好きで、大嫌いで、大好き、という複雑な気持ちが入り混じっているわけです(笑)。そして、こういう記事をずっと掲載し続けるというような所は、とっても好きなところです。
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今日、母親から、こんなメールが届きました。
「今年も、もう残り少なくなったわねー。
昨日の貴方のブログ読みました。お墓参りしてくれたのね!
いつも有難う!※※さん(父)、※※おじいさん(祖父)、きっと喜んでいるわね・・・。
たまたま、昨日屋上から夕暮れ時、空を見上げ金星がとても美しく輝いているのでしばらく見とれていたの。
そして、貴方がまだ幼かった頃のこと思いだしてたのよ・・・
”パパはあのお星さまになったのよ!”って説明していたことを・・・。
あれから何十年も経ったんだなーと。
そうしたら、貴方の写真に偶然、金星。
なんだか不思議さを感じて思わずメールしました。
気温差が激しく体調を維持するのは大変!
若ぶっても中身はやはりねっ(笑)!
貴方も風邪ひかないようにね!
お正月、来れたら来てね!」
ははぁー、なんとも。
昨日は、何となく、ふと思い立って行ったまでのこと。勿論母にも前もって報告などせず。
・・・なんか、ほんと不思議。
うん、でも。
いつか小さな子どもに、
「人は死んだら、本当にお星様になるの?」
って質問されたら、
僕は、
「そうだよ。なるよ。」
って、答えると思います。
そして、1千年のちまでも、100万年のちまでも・・・って。
With best wishes for Merry Christmas to you!
ではー。