まるで70年代のスタジオかな、というくらいレアな楽器を紹介させて頂いておりますが、
今回、これが極めつけかもしれません。
マエストロのリング・モジュレーター(Maestro Ring Modulator RM1-B)でございます。
初めて御覧になられた方もおられると思います。
クローンは多々あれども、現存する本物、このマエストロ社製のリング・モジュレーターは、
令和の今、世界に何台あるのでしょう・・・という位、レアなエフェクターです。
当然、現在手に入る現行品のリストには見当たりませんです。
僕も、Moogブランドの「Moog moogerfooger MF-102 Ring Modulator」は、これは随分昔に購入して持っていますが、
初めて本物(この個体です)を見たのは、今年に入ってからの事なのです。
どんなエフェクターなのでしょうか。
はい、もうこれ音を聞いて頂ければ。
ジョンロードが、このマエストロのリング・モジュレーター使ったハモンド・オルガン・ソロを披露してくれています。
Jon Lord - amazing solo
はい、大変に過激な音の変化をもたらします。
それゆえに、使い方を誤ると、あるいは、シンセにおまけで内蔵に入っているものなどの設定の仕方を間違ってしまうと、
ただ耳に痛かったりして、不快なサウンドになってしまうこともあります。
しかし、このマエストロのリング・モジュレーターそこが別物なのです。
バッチリと過激なのに、サウンドが痛くならない。
決して、嫌な成分が出てこないのです。
ここが、さすが名機たる所以だと思います。
そして、実はこの個体は、
なんと、師匠(=マエストロ)・厚見玲衣さんからお借りしているものなのです。
・・・という、色々と、僕の頭がバグりそうになるくらい凄い話なのです。
さて、そして明日は椎名へきるちゃんの、約一年振りのライブでございます。
会場でお会いできます皆さま、どうぞよろしくお願い致します。
一緒に、楽しい、そしてアレな(笑)、時間を過ごしましょう!
ではー。