稽古なる人生

人生は稽古、そのひとり言的な空間

木曜会定例稽古(2020年7月30日)

2020年07月31日 | 木曜会(誠先生の剣道教室)
四條畷市立四條畷西中学校の体育館。
木曜会(誠先生の剣道教室本部稽古)20時から21時20分まで。
今年11回目。参加人数20人ほど。非常に蒸し暑い。着替えただけで汗だくになる。

前回と同じくストレッチ、手刀で足捌き、
竹刀を持って、立ち合いの礼法+足捌きの稽古、最後は素振り。

① 123の足捌き


右足はゆっくり出し左足の引き付けは早くする。
前に出る時に左足の踵はめくれないように。膝を曲げず、出来るだけ踵を下ろしたまま前に出る。
123の3で左足の踵は下ろしても良いが右足の踵は必ず浮かしておく。
右足を出すところに攻めと溜めがある。
123の3で足を出したところが自分の理想の足幅である。
この時の重心は真ん中。配力(力の配分)は、右足が3か2、左足は7か8となるように。



1の右足を出す時に頭が遅れないよう、上からものを見る(覗く)ように。
頭が上下に波うたないように。
アゴを引き背中に力を入れる。

② 左、右、123


左に行った時にしっかり構え、それから右に行ってしっかり構え、それから123。
昇段審査でも「右に動くな」という先生は多い。右に動いた時に右足に体重が乗ってしまうから。

③ 竹刀を持って、礼法から123の足捌き


甲手をはめた時は鍔に親指を掛けなくても良い。
帯刀の時の柄頭は正中線になるように。(木刀も同じ)
123の3で右足の踵が着いていては駄目。(左は多少着いていても良い)
3の時、いつでも打てる体勢になっておかねばならない。(昇段審査でも大切!)

礼法の時間差は自分から主導権を取ってやって良い。
主導権とは先の気位、打太刀の気位である。
蹲踞する時は相手よりやや遅く(様子を見ながら)行い、「始め」で立ち上がる時は相手より少し速く。
立ち上がったら「先の気位」で123が大事。
最後の礼でも気を抜かない。(審査では礼したあとでも気を抜かないこと)
礼法は相手と気を合わせることが大事。

「始め」で、前に出た時の左足の状態が大事。
前に出た時はいつでも打てる状態。(左足への配力+先の気位?)

④ 相手を作って礼法から竹刀を合わせて力比べ


触刃の間は単純な力比べではなく相手のタイプを読み取らねばならない。
試合巧者は竹刀を裏へ裏へと回して合わさない(=気を合わさない)場合が多いが良くは無い。
またやたらと意味も無く竹刀を回すのも「気で負けている」ことになる。
合わない人もいるが、こちら側からは出来るだけ合わせるように。
竹刀を低く平行に構える人は、少し左手を下げて合わせ中心を割るように。

⑤ 素振り


自分の肩と肘が相手の方向に向かっていること。
アゴを引くというのは、首を立てて頭を後ろにすること。遠くを見るように。
肩がめくれ(=首が前傾してしまわ)ないように。


【感想・反省点】

礼法から123の稽古、単純な動きだが自分自身も体幹が出来ていないのを感じるた。
遠目で見ると、それなりに形になっているが、自分的には小さなグラつきが止まらない。
すりかぶりでも言えるが、数を重ねるにつれ安定度が増してくるのがわかる。

本日のような稽古は、普段の稽古で意識し続けることで様になってくると確信する。
審査などで、いきなり形を作っても、それは付け焼刃で、どうしても不自然さが出てしまうだろう。
常に謙虚で努力を積み重ねることが大事なんだと改めて認識した次第。
このような基本の基本のような稽古は今の自分には本当に役立つものである。
コメント
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