
【霧社へ向かう途中に通過する 人止關 】
「漢人止步」と呼ばれていたこの辺り(埔里の町から十数キロ地点)は、清朝時代、霧社の原住民(当時タイヤル族⇒後にセデック族に名称変更)の人たちの生活圏でした。
町に住む漢人たちも山の開墾に訪れていて、よく原住民の人たちと衝突・揉め事を起こしていました。
そのため、清朝政府が特別にこの場所を「人止關」と定め、漢人の侵入を禁止しました。
後に、漢人と原住民の間にも交易が始まり、この「人止關」の役割も’関所’的な役割に変わって行きました。

【人止關:車を停車して休憩できる場所も設置されていて、この辺りの歴史を写真等でも紹介しています。】

昔の人たちは、凄い場所で生活していたんですね。私には無理.......。
【霧社/碧湖:この湖の奥地には、昆虫の宝庫の奥萬大があります。】



昨日は、霧社から廬山方面へ進みました。
本来の目的は温泉浴でしたが、コロナ禍でどこも休業中........残念。
仕方なく、山道のツーリングに変更です。
【雲龍橋】



橋の上からの景色は素晴らしいです。
以前『霧社事件』が起きた時にはセデック族酋長のモナ・ルダオが追走から逃れる為に、
この雲龍橋(当時は縄で出来ていたらしい)を渡った後にナタで切り落として逃げたそうです。

廬山(温泉エリアではなく、山エリア)へ入ると『柿』の栽培が行われていました。
私はこの辺りの柿が大好きなので、今年はけっこう期待できそうですね。

私も何度か訪れていますが、この茶畑の谷間の下には渓流が流れていて’野湯(精英温泉)’が湧き出しています。

この種のカナブンをたくさん見る事ができました。
今年はクワガタムシをあまり見る事ができませんでしたね。ちょっと残念。


廬山に到着です。
農家さんしか住んでいない様な場所で、殆ど人に会う事もありませんでした。
天気もだんだん涼しくなって来て、昨日も気持ちの良い時間を過ごせました。
≪おまけ≫

ここのところ、私の宿に訪れる客人はバイクのお客さんが多いです。
この人も一週間ほどかけての台湾一周バイク旅行だそうです。