ゲストハウス・プリ / Guest House Puli

日月潭、廬山温泉、合歓山(登山)等へ向かう拠点になる町≪埔里≫で生活する日本人オーナーの個人日記。

本日は『川中島部落』へ行って来ました。

2022年05月28日 | 日記

【川中島(現:清流部落)】
本日は午前中に北港渓(仁愛郷)にある川中島へ行って来ました。
埔里からは、スクーターで三十分ほどで行く事ができる場所になります。
目的は、以前お世話になった友人の墓参りと、地鶏の産みたて卵ゲットです。

’川中島’と言う部落の名称は、日本統治時代に付けられた名称で、現在の正式名称は『清流部落』です。
1930年(昭和5年)10月27日に、当時日本の統制下にあった霧社で起きた大量日本人殺傷事件『霧社事件』。
事件を起こした原住民(加害者)たちの部落に住んでいた人たちが、危険分子とみなされて最終的に川中島に強制移住させられました。
『川中島部落』には、現在でも強制移住させられた人たちの孫・曾孫の代に当たる人たちも多く住んでいます。




川中島部落の入口には、『清流橋』と言う北港渓を跨ぐ橋がかけられています。
≪この橋がかけられるまで十数年前ですが、ちょっと危なっかしい橋が架かっていました。≫

【巨大なカブトムシ!】


道端でひっくり返っていたカブトムシを見つけたので、樹に戻してあげました。
(カラスに襲われなくて良かった。一日一善、本日も良い事をしました。



【川中島部落】
人口が500人ほどの小さな部落で、ほとんどの方が農業に従事しています。
日本でも上映された霧社事件を題材にした映画『セデック・バレ』(十年ほど前に放映)の影響と、私のブログも貢献した様で、
今までにたくさんの日本人も観光客として訪れていると部落の人たちからも聞いています。
≪現在、閑古鳥が鳴いていますが、コロナ禍前は毎日何台もの遊覧バスが訪れていました。≫





友人のお墓参りをしてきました。(私の後に見えるのが、黄さんのお墓)。
この蝶、不思議とずっと私にくっついていました。


ハイビスカスの一種だと思いますが、綺麗なので写真に収めました。


【以下、友人のお店で。】


これは『粟(あわ)』です。
現代人で食べている人はほとんどいないはずですが、健康食品感覚で売っています。
≪私はどうしても粟を見ると、以前飼っていた鳥(インコや文鳥)を思い出してしまいます。≫


本日の目的。『地鶏の産みたて卵』ゲットです。
≪非籠飼:カゴで飼育していない。=野原で放し飼い≫
放し飼いされている地鶏の卵をご主人の奥さんが毎日拾ってきます。
≪殻が凄く分厚くて割れにくく、たぶんですが、有精卵の可能性も十分にあるので温めていたら孵化するかも。≫



こちらのお店のご主人。私の十年来の友人です。

ちょうどお昼になったので、ご主人が作った爌肉飯(豚肉の角煮飯)をご馳走になりました。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

昨日は夕暮を見てきました。

2022年05月25日 | 日記

【虎頭山 / 埔里】
こちらは時々このブログ上でもご紹介している近所にあるパラグライダー場付近の『夕陽スポット』です。
昨日の事になるのですが、コロナ禍で宿のお客さんも少ないので ’ 夕陽に願掛け ’ をしてきました。*冗談です*
只暇だっただけなのですが、雲も多かったのでちょっと夕陽に期待です(台風の時には雲が多く、凄い夕陽を見れる事がある)。
上記写真の場所は、昨年整備された公園で、パラグライダー場の脇になります。もちろん入場無料です。



この場所は夕陽を見るには角度時にちょっと良く無いので、100mほど離れた障害物のない場所に移動します。

【移動後】

だんだん人が集まって来ました。
ここでもパラグライダーを楽しむ人がいますが、非合法(個人所有地で禁止)なので気をつけましょう。
毎日雨が降らない限り、いつも夕暮れ時は夕陽目当ての人たちで賑わっています。




私は埔里に住み始めてから13年。本当に大好きな土地です。
≪台湾在住は全部で26年。その内の半分をこの埔里で生活しています。≫


そろそろ夕陽が沈みます。現在では、ここまでの坂道(3キロほど)には沢山の街灯が設置されているので安心して下山する事ができます。
(以前は夜間真っ暗で怖かったんですよ。不良少年とかもいそうで............冗談)


昨日の晩からですが、私の住んでいるエリアでも天気が下り坂になっています。
本日はお昼からずっと雨模様の天気です。
数日前からパラグライダー目的で私に宿に滞在している女性のお客さんも、なかなか天候に恵まれずに困っています。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日帰りで『地利(地名)』へ行って来ました。

2022年05月19日 | 日記

【日月潭】
昨日は『地利』と言うエリアのブノン族の人たちが住む『雙龍部落』へ行って来ました。
『雙龍部落』は、日月潭の賑やかなエリア伊達邵(原住民族の邵族の人たちが住む)から更に山を越えた場所になります。


日月潭の伊達邵の裏山を登って行くと、【潭南村】のゲートに辿り着けます。
けっこうな坂道を登る事になりますが、この辺りから薪で生活している様なブノン族の人たちが住むエリアが始まります。
因みに、今の季節蛍が大量に発生する事で有名です。(私は今年は見に行っていませんが。)





潭南村には広範囲に三・四ヶ所の集落が点在していて凄く辺鄙な場所なので、ちょっと観光で行く様な場所ではありません。



写真が小さくて分かりづらいと思いますが、前方の山の上に見える目的地です。
≪山の左に見える【雙龍瀑布(滝)】と山の中央に見える【雙龍部落(昼食)】≫
ここから先ず ’ 腹ごしらえ ’ に山の上の雙龍部落を目指します。



【上記写真:雙龍部落の上から】ここで昼食を取りました。




お店の人がちょうど昼食を取っていたので、私も一緒に仲間に入れてもらいました。
こちらのご夫婦は、自分達で生姜の畑もやっているとの事です。(着ているシャツにもショウガって書いてあるし)。
いつも思うのですが、原住民の人たちは本当に性格が良い人が多いです。
≪逆に遠慮をしない人も多いですが、決して悪気があるとも思えない部分も難しいところです。≫



直売もしていました。自分達で収穫した野菜だそうです。


≪残念な事態が発生!≫
ここまで来た目的は、この部落にある【雙龍瀑布(滝)】の前にある吊橋を渡る事でした。
最近大雨が続いていたせいもあって、土石流が発生して吊橋へ向う道が現在封鎖されていました。
直前まで行く事が不可能な状況となってしまったので、仕方なく部落から少し離れて山を迂回して何とか一目だけでもと写真に収めました。

山の右側に食事をした【雙龍部落】、左側に【雙龍瀑布】が見えます。


以下【雙龍瀑布】の拡大写真
二つの滝が’二匹の龍’に見える事から、この名前が付いています。
今回の目的は、この滝の手前に見える吊橋を渡る事でした。(残念賞!)



今回はちょっと残念な結果になりましたが、吊橋復旧作業が現在進んでいて今月末には又渡れる様になるみたいです。

以前の吊橋。今ではとても頑丈な観光用の吊橋になっています。
※雙龍瀑布は、吊橋を渡り切らないと見る事ができない場所にあります。






私があまり ’ 龍髭菜 ’ をお店で注文しない理由。
私が住んでいるエリアでは、 ’ 龍髭菜 ’ は正直雑草と同じレベルの植物です。
ちょっと山に入ると、道端にたくさん自生しています。
私の住んでいる町埔里でも、河原へ行くとけっこう自生していて、農家さんが自生している ’ 龍髭菜 ’ をそのまま
囲って自分達の畑にしているケースもよくあります。
そんな実情を知ってからは、私はお金を出してまで食べたいと思わなくなりました。(汗)....。



昨日も道端でいろいろなものを見ました。


雨傘節(學名:Bungarus multicinctus)!!
たぶん夜行性なので、夜に轢かれたと思います。
台湾に棲息する ’ 六大毒蛇 ’ と呼ばれている猛毒蛇の中でも、もっとも毒性が強い蛇です。
毒の種類はコブラと同じ神経毒で、台湾コブラや百歩蛇よりも恐ろしい毒の持ち主です。
ただ、性格が非常におとなしいのと夜行性なので滅多に出遭う事はないかと思います。
※私は今までに蛍を見に行った時に、二度ほど遭遇しています。








コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

山へ虫観察に行って来ました。

2022年05月10日 | 日記

【 廬山 】
二日前になりますが、だいぶ暖かくなって来たので昆虫のチェックに出動して来ました。
廬山は温泉で有名ですが、訪れた場所は温泉エリアから更に山奥になります。
標高が1500mぐらいあるエリアになるので、夏場から秋口にかけて深山鍬形蟲(ミヤマクワガタ)が出没するエリアです。
昨年はあまりお目にかかれませんでしたが、今年は一匹でも多く遭遇したいです(私は採集はせず、観察のみ)。
最近やっと暑くなり始めたばかりなので、この日はまだ多くの昆虫が見れませんでした。


集落を過ぎると、農家さん以外はほとんど人が住んでいないエリアになります。


一応ですが、桃の木も昆虫がいるかチェックしましたが、流石に期待した様な虫はいませんでした。


この辺りまでは、埔里からもバスが出ているので自力で来る事も可能です。


【花粉にあつまる『ハナムグリ』。】

かなり小型の種類ですが、この樹だけでも数百匹以上は集まっていました。


この辺りには、この道路(14号線)一本しかなく、終点まで来ました。
ここから更に上がると、『能高越嶺歩道』の入口まで進めます。【※入山には登山許可証の申請が必要】。



【アベマキ(椚科)が多い雑木林】

少し進んでみました。この辺りにはアベマキの林があって、マルバネクワガタ等も棲息しています。
蝶に関しては、オオベニモンアゲハやワモンチョウ等を見た事があります。(この日は見ていません。)



綺麗なコメツキムシを見る事ができました。
この種類は時々ですが、私の宿のテラス(植物が多いせいか)に飛んで来る事もあります。




ええっ!クワガタのメス?
ヒラタ? マルバネ? ミヤマ?..... 早速クワガタの季節が始まったようです。
(この日は道端で車に轢かれた死骸しか見れなくて残念!)


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

國姓鄉 九份二山にある珈琲農園

2022年05月06日 | 日記

【珈琲の花】

前回のブログの続きになります。
この10年ぐらいで台湾での珈琲栽培もかなり盛んになりました。
私の住んでいるエリアは山が多いおかげか、昨今では珈琲農園が点々とですが目立つ様になりました。
品種はアラビカ種ではブルボンやティピカ等で、アジア圏ではまだ主流のロブスタ種なんかも栽培されています。




先日私が訪れた時は、既にほとんどの珈琲豆の収穫が終ってしまった所の様でした。
こちらの農園はかなり山奥にありますが、彼らの農園脇でも珈琲を飲める場所があります。
週末は観光地(震爆點が近いので混んでいるかもしれません。)



以下写真は彼らのF/Bから。


九份二山阿茂咖啡農場
https://www.facebook.com/leisuretime.teatime/


この辺りは景色が素晴らしいです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

921大地震の『震爆點』へ行って来ました。

2022年05月04日 | 日記


【震爆點 / 九份二山】上記写真の場所は『震爆點』と呼ばれている地震の影響を受けて破壊された場所です。
元々は平らだった大地 ' がメチャクチャになってしまいました。
『九份二山』は、埔里の隣で、養鹿で有名な場所なんですよ。


【拡大写真』地震で破壊された家屋をそのまま残しています。


【斜屋】こちらも地震で破壊された家屋です。今では観光名所になっています。
≪傾いた家屋には、安全修復をされていて、自由に中に入る事もできます。≫

1999年9月21日深夜1時47分に南投縣集集鎮を震源として起きた『921大地震』の影響で、集集周辺の地形にも大きな影響を及ぼしました。
あの大地震で最も被害を受けた場所は、今私が住んでいる埔里です。
埔里は集集から40キロぐらい距離がありますが、人口が比較的多い町(当時10万人近い人が居住)なので被害が甚大でした。
有名な紹興酒工場も全焼して、紹興酒だけでも8万本が焼ける大惨事となりました。(今は記念館になっていて有名な観光地です。)





この場所はあまり人が住んでいない小高い丘の上なので何もありませんが(お店もほとんどありません)、景色だけは良いですよ。













コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする