ゲストハウス・プリ / Guest House Puli

日月潭、廬山温泉、合歓山(登山)等へ向かう拠点になる町≪埔里≫で生活する日本人オーナーの個人日記。

中元普渡

2024年08月18日 | 名所案内


本日は、農歴の七月十五日『中元普渡』です。
中華系の人たちにとっては、一年を通して最も重要な一日と言っても過言ではありません。
毎年の農歴7月は【鬼門】が開くため、霊界から’兄弟(亡くなっている方)’たちが、鬼門を通ってこの世に解き放たれて来ます。
≪私の様に長年に渡って台湾に住んで居る人は、【鬼月】がどういう月か理解していると思うので、ここでは多くを説明しませんが。≫

今年の農歴七月【鬼月】は新暦で計算すると8/4~9/1に当たります。
鬼門が開いている期間のちょうど真ん中に当たる’15日’にお供え物をして霊たちを迎えます。
私も今回も大量の食材を準備してお線香をあげました(拝拝)。 ps:供え物は、夕方には各自持ち帰れます。

日本でも【お盆】と称して先祖の供養などをしますが、本来の意味をきちんと再確認した方が良さそうです。
『’鬼門’が開いている期間は、先祖の霊だけが家に戻ってくる』などと、実際にはそんなに都合の良いものではありませんからね。





農歴七月【鬼月】:この期間は何かと注意する事が多くなるので、各々の行動には気を付けましょう。

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久しぶりに出動して来ました。

2024年08月06日 | 日記

【埔里から霧社へ】
本日は、久しぶりに宿泊客が切れた(数人はいるが…)ので、温泉浴目当てに出動です。
向かう目的先は廬山温泉です。
今回のブログでは途中に通過する霧社までをご紹介します。




埔里から十キロぐらい進んだ所から山道に入るのですが、その先ず第一関門が『人止関』になります。
第一関門と言う言い方はちょっとおかしいですが、自転車で台湾最高地点の武嶺(標高3275m)へ向かう時に通過する一つ目の難間になります。
簡単に説明すると山に入る’急坂の始まり’です。
私はいつもスクーターで楽に上っているので、自転車でここを攻める人たちの勇気に感服しています。
今では崖の壁面をコンクリート等を吹き付けて安全確保になっていますが、以前は本当によく岩が落る場所でビクビクしながら通過していました。


【日本が台湾を統治していた時代に撮影されたと思われる『人止関』の写真。】
当時この場所は、’平地’の人と’山地人(原住民)’が住み分ける為の’関所的な場所’だったみたいです。
部族間の闘争で、首狩りの風習等もあった時代。
ここから先には、全く違う世界が広がっていたんだと思います。


【霧社】


町の様子です。
霧社はとても面積が広い仁愛郷の中の一部分で、政公所(役所)がある場所です。
役所関連の何かの手続きをしなければならない時は、こちらへ訪れる必要があります。
私も友人の付き合い(通訳とかで)で、何度もこちらにある政公所へ訪れています。



取り合えずの有名所です。
日本人が大量殺害された霧社事件の首謀者であるモナ・ルダオを英雄扱いしている公園です。
殺人集団の首領がどうして?と思う点もありますが、原住民と日本人どちらが悪いとかやりだすとキリがない。
『これは過去に起きたお互いの悲しい歴史の一頁だから』と私は割り切って考える様にしています。


霧社事件の現場。今では台湾電力の別荘になっています。
当時、ここは小学校で運動会が行われていました。
運動会に参加していた人は女性や子供が大部分で、130人以上の日本人が殺害されました。

このすぐ近くには、殺害された日本人たちのお墓がありますが、現在では雑草が生える荒れ果てた状況になっています。
私個人の考えですが、日本政府は訳の分からない海外援助に多額の寄付をしているのに、こういう場所には目もくれない。
まあ、私は日本に一円も税金を納めていない人間なので、そういう事を言う資格はないのですが。
ちょっと愚痴になりましたが、日本政府にはこの状況にも少しは目を向けてほしいです。

【私のお勧めの自然史教育館へ】

霧社の町の一か所に農業高校があるのですが、その高校の敷地の一角に自然史教育館があります。
こちら建物の地下一階では、台湾の原住民族の紹介がけっこう詳しくされています。
警察署の向かい辺りにある看板の場所坂道を下って行きます。

暫く進むと左手に自然史教育館があります。
私がよくお客さんたちを連れて行っているので、『又埔里の日本人の知り合いが来たぞ!』ぐらいで受け入れてくれるので心配ありません。

入口で記帳をさせられますが、どなたでも無料で入館できます。霧社へ行かれる事がある人には是非お勧めしたい場所です。


霧社へ来る機会がある人には、碧湖も見て頂きたいですね。
この湖の先には、私が大好きな虫がたくさん生息している’奥萬大’があります。


コメント (1)
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