お疲れ様です。
今日は、先日の
★最近気になる物忘れ、脳の老化。対策は如何に?
の続きです。
前回は、脳の老化現象で大切なことは「脳の繋がり」
というところまで行きました。
では、その繋がりについてもう少しみてみましょう
◆脳の繋がりのカギ、「デフォルト・モード・ネットワーク」
いきなり重要なカギですが、
「デフォルト・モード・ネットワーク」です。
脳の繋がりを道路のネットワークに例えると
メインストリートでしょうか?
複数の脳の領域で構成された大ネットワークです。
では、どんな処理を行っているのでしょうか?
私たちはいろんな行動をとります。
話をする。字を書く。・・・
こんな意識的な行動を行っても
大ネットワークは動きません。
では、どんなときにというと
なんと「ぼんやり」している時に使われるネットワーク
なのです。
そして、驚くことに
「ぼんやり」している時は、
話をするなどの意識的に行動してる時と比較して
20倍のエネルギーを使用しているそうです。
70キロの人が一日に使うエネルギーは
約2000キロカロリー
骨格に368キロカロリー
肝臓が361キロカロリー
脳が337キロカロリー
脳の337キロカロリーの内訳は
意識的活動に5%
脳細胞の維持、修復に20%
なんと残りの75%が「ぼんやり」している時に
使われている
そんな研究があります。
ということは、「ぼんやり」
している時に大変重要なことが行われえいる
のではないかと考えられてます。
その大変重要なこと
簡単な言葉で言うべきではないかもしれませんが
ここでは、「脳の繋がりを良くしている」
とい表現したいと思います。
◆脳の状態を最適に保つ処方箋
では、実際にどうするか
というところです。
①日常生活で「ぼんやり」する時間を作る
テレビ、パソコン、スマホ
考えてみると、「ぼんやり」している時間
ほどんど思いつかないような気がします。
これでは、大切な
「デフォルト・モード・ネットワーク」の仕事が
できないということになってしまいます。
意識的に「ぼんやり」する時間を作る
これは大切なテーマかもしれません。
②いつもと違う状況に気づく
「外に出なくなった」
「かつて夢中だった趣味に興味がなくなった」
などなど、いままで違う行動をとるように
なったら、ちょっとチェックです。
それが良いこと、悪いこと
どちらかはわかりませんが、
もし、迷路に迷い込んで
脳が悪い方向へ行っているようなら
早期に立て直すことで
大きな痛手を回避できるかもしれません。
気づいたら、放置せず、
最善の判断をできるように心がけること
これも、ポイントになります。
③あきらめずに、やりたいことを追いかける
なかなか、そんな状況じゃないよ
なんて声も聞こえてきそうですが
自己実現、目標達成、このような姿勢が
「デフォルト・モード・ネットワーク」
を太くして、脳回路を成長させるそうです。
④ITに頼らない
便利な世の中、さまざまなツールが
私たちをサポートしてくれます。
とっても便利になる反面
脳は同じ回路ばかり使い、使わない部分が衰える
そんな現象が発生してします。
なので、ITは当然利用しますが
いつもと違う時間、考える時間
などなど、こちらも意識的に行動してみることが
脳回路への新しい刺激になり
衰えを防ぐことになります。
⑤生活習慣を整える
わかっちゃいるけど・・・
というテーマですが、
生活習慣病という病になるくらい
生活そのものが大切になります。
食事、運動、睡眠などの生活習慣を整える
これも、脳の老化に大きく影響します。
ということで、
いろいろとポイントを書いてみました。
あたりまえな事も多いですが
「ぼんやり」する時間
これは、以外と盲点だったように感じます。
わたし的に気になるこのテーマ
いろいろと意識していきたい思います。
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意識と無意識のあいだ 「ぼんやり」したとき脳で起きていること (ブルーバックス) | |
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