さくら日記でございます。

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★「名前が出てこない」悔しい経験! その訳は「短期記憶」「長期記憶」記憶のメカニズムにあり

2020-08-19 23:38:57 | 「本」


お疲れ様です。
みなさまお元気ですか?

今日は本です。
「宇都出雅巳」さんの
「名前が出ないがピタッとなくなる覚え方」

です。

現在55歳。
「名前が出ない・・・」
最近そんなことが、ちょこちょこあって
気になり始めました。

この本にもありましたが

・顔は出てきたけど、名前が思い出せない

・この部屋に何をしに来たか
 忘れてしまった

・昨日の昼に何を食べたか
 思い出すのにひと苦労

・注意していたのに
 コンロの火を止め忘れて
 鍋を焦がしてしまった

などなど、
こんな体験、ある方はいらっしゃいますか?

私の場合、
お恥ずかしいかぎりですが
身に覚えがあることばかりです。

これって年のせいなのか?
老化現象なのか、ぼけの始まりなのか?
もしかして認知症なのか?
今日はそんな「記憶」についてみてみます。

◆記憶は大雑把でいい加減

気になるこの「記憶」
確かに以前は、そんなこと無かったのに
最近はおかしいなあ・・・

と思った「あなた!」
大丈夫です。

「記憶」はそもそも
大雑把でいい加減なもの
なんだそうです。

いままであったことを全て記憶していたら
どうなるのでしょうか?

細かいことにこだわって融通がきかなくなったり、
そのおかげで、本質をつかめず
大事なことが出来なかったり
また、沢山の記憶があればあるほど
あれもしなければ、これもしなければ
となって混乱してしまう可能性もあります。

そうなのです。
部屋の掃除でもわかるように
使わないものは処分して
整理整頓する
これによってスッキリする


実は「記憶」も同じで
いらない記憶は処分して、
大切な記憶は保存しておく


私たち人類が何百万年も激変する環境の中
生き延びることができた大きな要因は
この「大雑把でいいかげんな記憶」

によるもの
なんだそうです。

◆記憶の仕組み

そんな私たちの記憶は2つの仕組みからなります。
ひとつは「短期記憶」
もうひとつは「長期記憶」です。

「長期記憶」とは
名前のとおり、大切な出来事を記憶しておく場所です。
私たちが覚えていることは
この「長期記憶」に保存されています。

それに対して「短期記憶」とは
「ワーキングメモリ」と言われ
日常生活の中で大活躍しています。

いくつもの作業をすぐに
しかも同時に記憶
してくれます。

たとえば本を呼んでいるとき
さっき見た言葉をワーキングメモリが記憶してくれるので
今見ている言葉と繋がって物語が理解できる。

とか、スーパーで買い物しているとき
今いくらくらいかな?と計算して、
さらに次の物を購入。
現在の購入金額を把握する時
先ほど計算したワーキングメモリの金額に
新しく追加したものを合計して
これを買うと大体○○円くらいだなあ
なんて計算。

などなど、
短期記憶(ワーキングメモリ)の活躍は
数え上げればきりがありません。

ですが、この「短期記憶(ワーキングメモリ)」
には弱点
があります。

それは、
容量が小さく限りがあり
新しい情報が入ってくると前の記憶がはじき出される。
そして、記憶からはじき出されると
すっかり忘れてしまう。

ということです。

勘の良い方は、既にお気づきのとおり
「名前が出ない・・・」
などなど気になる記憶の障害の原因のほとんどは

この「短期記憶(ワーキングメモリ)」
容量オーパー
のために引き起こされている
現象ということなのです。

◆子供の質問と記憶のこと

そんな感じで、この本を読んでいるときに
たまたま、YOUTUBEを見ていたら
こんな動画を発見しました。

勉強は難しくない/友だちづくりの秘密 ブッダの智慧(ちえ)で答えます|こども夏休みZOOM編① 


この動画は、子供達の質問にお坊さんが答える
というものですが、
同じ、「短期記憶」「長期記憶」
の話をしていました。

その中でちびっ子がお坊さんにこんな質問をしました。

「いい勉強方法を教えて欲しい」

これについてお坊さんは答えます。
脳の働きから説明できます。
ということでお話が始まります。

まずは、脳の中には短期記憶、長期記憶
の箱が2つあって
私たちの考えること、見るもの、聞くこと
すべて短期記憶に入れてしまいます。


そして、そこから選別して必要なことを
長期記憶に保存していく

これが脳の働きです。

この時、
短期記憶の中の出来事が面白い
と感じた場合は長期記憶へ保存
されることが
わかっています。

また、逆に
めんどくさいと思ってしまうと
脳の中でデータを取り消し
てしまいます。

なので、まずは面白いと感じることが大切で
もし、面白くなければ、
何がしらのストーリーを考えて
面白くしてしまう

これが記憶するテクニックと言えるようです。

また、面白くなくても
どうしても覚えなくてはならないこと
これについては、繰り返すことが重要だと言います。

本にもありましたが
スマホや携帯電話が無い時代は
繰り返し、電話番号をダイヤルしたので
たくさんの電話番号を記憶していた
そんな経験をお持ちの方も
いらっしゃると思います。

なので、
上手く記憶するには
面白がる、繰り返す
この2つが重要となってくるそうです。

◆「忘れないポイント」

本をいろいろと読み進めると
この面白くするについて具体的に
いろいろと記載されていますが
最後に「忘れないポイント」を紹介して
終わいたいと思います。

①覚えているうちに何度も繰り返す
➁ざっくり、ラクに覚えられることを繰り返す
③経験をプラスし「結びつき」をつくる
④「わあ!」と驚き「問い」を持つ
⑤言葉や数字をインパクトのあるビジュアルに
⑥「場所」や「位置」を使い鮮明に印象づける

まだまだ、面白そうな話が盛りだくさんでしたが
長くなってきたので
今日はこれくらにしたいと思います。

詳しい内容について興味がある方はこちらで確認下さい。

 
ということで
今日は
「名前が出てこない」悔しい経験!
 その訳は「短期記憶」「長期記憶」記憶のメカニズムにあり
でした。