570)抗がん剤治療中の漢方治療(その1):黄芩湯と半夏瀉心湯

図:紀元200年頃にまとめられた中国伝統医学の古典の一つの「傷寒論(しょうかんろん)」には、急性感染症に対する治療法が記載されている。この傷寒論に急性胃腸炎に伴う発熱、下痢、腹痛、嘔吐を目標に使用される処方として黄芩湯(黄芩、大棗、甘草、芍薬)と半夏瀉心湯(黄芩、大棗、甘草、人参、半夏、黄連、乾姜)が記載されている。下痢や腹痛や嘔吐の症状は抗がん剤治療の副作用と似ているので、抗がん剤の副作用軽減の . . . 本文を読む
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