862)アルテスネイトの抗がん作用(その2):ヘムとの相乗効果

図:がん細胞はトランスフェリン受容体(①)の発現が多く、細胞内に鉄を多く取り込んでいる(②)。ヘム(2価の鉄原子とポルフィリンから成る錯体)の合成も亢進している(③)。抗マラリア薬のアルテスネイト(④)は分子内にエンドペルオキシド・ブリッジ(endoperoxide bridge)を有し、これは鉄イオンやヘムと反応して、活性酸素を発生する(⑤)。鉄イオンやヘムを介してがん細胞内で多量に発生した活性 . . . 本文を読む
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