ジンムは愛妃兄媛の「父母に逢いたい」という思いを適えるように淡路の海人48人に命令して送り届けます。そして、その出発の時には、ジンムは難波の宮殿の高台に登り、歌を歌いながら、見送ります。
”淡路島 いや二ならび よろしき島々 誰か たされ放ちし 吉備なる妹を 相見つるもの”
これを「宇治谷 孟」は
「淡路島は小豆島と二つ並いる。私が立寄りたいような島には、皆二つ並んでいるのに、私はひとりにされてしまった。誰が遠くへ行き去らせてしまったのだ。吉備の兄媛を折角親しんでいたのに。」
と解釈しています。
「愛しい兄媛が私のもとから離れて吉備帰っていってしまった。いつも我が傍にいていつも親しんでいたのに。ああ!!寂しい限りであることよ」
単なる別れの歌ではありません。その切ないジンムの心情が色濃く漂うような、未練がましい誠にせつない歌だと思います。居ても立ってもおれないようなうぶな少年の心だったのでしょうか???
”淡路島 いや二ならび よろしき島々 誰か たされ放ちし 吉備なる妹を 相見つるもの”
これを「宇治谷 孟」は
「淡路島は小豆島と二つ並いる。私が立寄りたいような島には、皆二つ並んでいるのに、私はひとりにされてしまった。誰が遠くへ行き去らせてしまったのだ。吉備の兄媛を折角親しんでいたのに。」
と解釈しています。
「愛しい兄媛が私のもとから離れて吉備帰っていってしまった。いつも我が傍にいていつも親しんでいたのに。ああ!!寂しい限りであることよ」
単なる別れの歌ではありません。その切ないジンムの心情が色濃く漂うような、未練がましい誠にせつない歌だと思います。居ても立ってもおれないようなうぶな少年の心だったのでしょうか???