今日、高校の頃の女の友達から久しぶりに電話がかかってきた。
「元気?」明るい声に私も元気が出た。女の子から久しぶりに電話がかかって来たので、うれしかった。
この彼女は、高校の頃よく遊んでいた唯一の女友達だった。
彼女はAクラスの学級委員で私はBクラスの学級委員だった。学級委員の集会があって、知り合ったのだ。
その時に、彼女と目と目が合って、話してみて気があった。
好きとか嫌いとかじゃなく、ただ二人気が合った。映画の話しや、音楽の話で盛り上がって、集会の話なんてそっちのけだった。
なぜクラスが違うのに十年も友達として付き合っているのかといったら、本当に前世で知り合っているかと思うくらいに気が合ったからだ。
こっちがバカと言うと彼女もアホというように気軽に話せる仲なのだ。
高校三年生の頃を思い出した。
タイタニックと言う映画が流行っていた時に、四人で映画を福岡まで見に行った。高校生が四人で行くにはとても遠く感じた。券を買って、ポップコーンを買って、映画館の中に入った。暗くて足元が分からなかった。
男二人と、女二人。映画館では、カップルになるのだろうかと考えながら映画を見ていた。船が沈んでいく映画だった。スクリーンの中では、出ている俳優が小さいのにかっこよくみえた。彼女を全力で助けていた。私だったら自分の命と彼女の命どっちが大切だろうかと考えながら見ていた。
最後は、感動して涙が出た。いい映画を観て、次はご飯を食べに行った。店の中では、タイタニックや学校の話しで盛り上がった。
何を話していたのか内容までは忘れたが、あの頃は楽しかった。
何もしてないのにすぐに笑う事が出来た。今では、笑ったのはいつだろう。あの時以来、本当に心から笑った事が無いのかもしれない。
帰りの電車の中で、もう一人の女友達から告白された。好きなので付き合ってと言われた。私は、頭で色々考えたが、どうしても好きになれず、ごめんと言った。
彼女は、瞳に涙をためて口をかみ締めてうつむいた。私も無言でずっとうつむいていた。沈黙が流れて少し泣こうかした。
お互い船が沈んだように暗かった。タイタニックのようにはうまくいかないものだなと思った。
隣に座っていた友達二人も気まずそうに寝たフリをしていた。電車のアナウンスが終電と言っていた。車掌さんの鼻にかかった声も気まずそうに聞こえた。
今日電話がかかって来た女友達の戦略だとはわかっていた。私とその子を付き合わせようとしていたのだ。
今思うと申し訳なかったかなと思う。
「ごめんなさい。あの時、気を使ってくれてありがとう」私に彼女を作ってもらいたくて映画に誘ってくれていたに違いないのだ。
大人になっても相変わらず彼女がいないけど。早く良い彼女を作りたいと思う。 そしたら、一番に教えるよ。
男と女がいれば自然と物語ができるものなのだ。これからもいい物語を作っていきたい。
「元気?」明るい声に私も元気が出た。女の子から久しぶりに電話がかかって来たので、うれしかった。
この彼女は、高校の頃よく遊んでいた唯一の女友達だった。
彼女はAクラスの学級委員で私はBクラスの学級委員だった。学級委員の集会があって、知り合ったのだ。
その時に、彼女と目と目が合って、話してみて気があった。
好きとか嫌いとかじゃなく、ただ二人気が合った。映画の話しや、音楽の話で盛り上がって、集会の話なんてそっちのけだった。
なぜクラスが違うのに十年も友達として付き合っているのかといったら、本当に前世で知り合っているかと思うくらいに気が合ったからだ。
こっちがバカと言うと彼女もアホというように気軽に話せる仲なのだ。
高校三年生の頃を思い出した。
タイタニックと言う映画が流行っていた時に、四人で映画を福岡まで見に行った。高校生が四人で行くにはとても遠く感じた。券を買って、ポップコーンを買って、映画館の中に入った。暗くて足元が分からなかった。
男二人と、女二人。映画館では、カップルになるのだろうかと考えながら映画を見ていた。船が沈んでいく映画だった。スクリーンの中では、出ている俳優が小さいのにかっこよくみえた。彼女を全力で助けていた。私だったら自分の命と彼女の命どっちが大切だろうかと考えながら見ていた。
最後は、感動して涙が出た。いい映画を観て、次はご飯を食べに行った。店の中では、タイタニックや学校の話しで盛り上がった。
何を話していたのか内容までは忘れたが、あの頃は楽しかった。
何もしてないのにすぐに笑う事が出来た。今では、笑ったのはいつだろう。あの時以来、本当に心から笑った事が無いのかもしれない。
帰りの電車の中で、もう一人の女友達から告白された。好きなので付き合ってと言われた。私は、頭で色々考えたが、どうしても好きになれず、ごめんと言った。
彼女は、瞳に涙をためて口をかみ締めてうつむいた。私も無言でずっとうつむいていた。沈黙が流れて少し泣こうかした。
お互い船が沈んだように暗かった。タイタニックのようにはうまくいかないものだなと思った。
隣に座っていた友達二人も気まずそうに寝たフリをしていた。電車のアナウンスが終電と言っていた。車掌さんの鼻にかかった声も気まずそうに聞こえた。
今日電話がかかって来た女友達の戦略だとはわかっていた。私とその子を付き合わせようとしていたのだ。
今思うと申し訳なかったかなと思う。
「ごめんなさい。あの時、気を使ってくれてありがとう」私に彼女を作ってもらいたくて映画に誘ってくれていたに違いないのだ。
大人になっても相変わらず彼女がいないけど。早く良い彼女を作りたいと思う。 そしたら、一番に教えるよ。
男と女がいれば自然と物語ができるものなのだ。これからもいい物語を作っていきたい。
やってみてね!
恋するうさぎちゃんさん、青春真っ只中だね!実行委員、素敵!応援してます!
キーボーさん、ほんとに、いくつになっても、「物語」は尽きないですよ.............。だから人生やめられない!!!
恋するうさぎちゃん、どうも、ありがとう!!
ぱぷ子も、おもいっきり青春しまーーーす!!(青春に、「年」なんか、かんけーないもんねー!!)
キーボーさん、BBSみたいに使わせてもらっちゃって、ゴメンナサイね!
>☆生きてる以上青春なんでしゅッ
...すてきな言葉でしゅッ♪なまえのことも、どーも、ですぅ。
もー完全BBS化しちゃってますね~。
なんか、キーボーさんの、困った視線感じますぅ。(全然入り込む余地、なし?)
ま、これも、キーボーさんのすてきなお話が手繰り寄せた、「キーボーさん・ファンの集い」ですからぁ。
悪く思わんどいて!あ、うさぎちゃん、お返事はもういいよ!またね!!
いつまでたっても青春ですね。死ぬまで青春をしたいものです。
もう一度、このお話、読み返させてもらいました。キーボーさんのお話は本当に味わい深くて、自分のその時々の想い出がよみがえって来て大好きですよぉ。(と、キーボーさんに気を使ってる、じゃなくて、ホントに、心底そう思うよ!)
>男と女がいれば自然と物語ができるものなのだ。
・・・名言です!心から、大きく、頷いております!!私も今、「物語」を‘生きてる’から・・・・・。
★恋するうさぎちゃんへ!
またお会いしましたぁ!!
んもう、あなたの「ワクワク」、だぁい好き!!
でもって、ゴメンナサイ、わたしがまだ老眼でなければ、「ぱ‘ぶ’子ちゃん」に見えるのですが・・・
わたしぃ、一応、お酒は取り扱ってないのですがぁ・・・?・・・しつれいしましたぁ!!