よかど!鹿児島

企業家交流協会のモノづくり、人づくり、地域づくりのための支援活動や鹿児島の魅力などについて情報提供していきます。

トヨタの危機④/どうなる日本経済(37)

2010-03-03 08:02:41 | どうなる日本経済

トヨタは経営でいう「まさか」を味わっている。

打撃を最小限に抑え、この危機を乗り越えられるのだろうか。

よく経営には3つの「さか」があるといわれています。
それは「上り坂」に「下り坂」、そして「まさか」だそうだ。

トヨタは、これまで「上り坂」を登り続けてきたが、世界中の企業に想定を超える打撃を与えたリーマンショックの荒波はトヨタをも飲み込み、「下り坂」を味わっていた。

そして、更に現在の創業家豊田社長は、社長就任時には予想だにしなかった世界規模のリコールという「まさか」に遭遇しているのではないだろうか。

この打撃を最小限に抑え、トヨタの有する人材や設備、技術など今すぐに使える経営資源を総動員して、考えられることを迅速に行動に移し、対応することではないだろうか。

実行に時間が経てばたつほど、損害が大きくなってしまう。

企業は今、工業化に根ざした20世紀型の経営モデルの限界に、様々な形で直面しているといわれる。今回のトヨタの危機が、ある意味では象徴的な現象かも知れない。ぜひ、この難局を乗り越え、更なる脱皮をして、次の成長に繋げることで、日本経済の強さを証明してもらいたい。

かごしま企業家交流協会

http:// www.kagoshima-kigyouka.com/

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