トヨタは経営でいう「まさか」を味わっている。
打撃を最小限に抑え、この危機を乗り越えられるのだろうか。
よく経営には3つの「さか」があるといわれています。
それは「上り坂」に「下り坂」、そして「まさか」だそうだ。
トヨタは、これまで「上り坂」を登り続けてきたが、世界中の企業に想定を超える打撃を与えたリーマンショックの荒波はトヨタをも飲み込み、「下り坂」を味わっていた。
そして、更に現在の創業家豊田社長は、社長就任時には予想だにしなかった世界規模のリコールという「まさか」に遭遇しているのではないだろうか。
この打撃を最小限に抑え、トヨタの有する人材や設備、技術など今すぐに使える経営資源を総動員して、考えられることを迅速に行動に移し、対応することではないだろうか。
実行に時間が経てばたつほど、損害が大きくなってしまう。
企業は今、工業化に根ざした20世紀型の経営モデルの限界に、様々な形で直面しているといわれる。今回のトヨタの危機が、ある意味では象徴的な現象かも知れない。ぜひ、この難局を乗り越え、更なる脱皮をして、次の成長に繋げることで、日本経済の強さを証明してもらいたい。
かごしま企業家交流協会
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