自動運転に欠かせない。
高精度地図の役割
地図データベースの国内最大手のゼンリンは、カーナビ利用などで有名だが、同社が自動運転に向けて地図データベースから支援できる技術を開発していることを明らかにした。
自動運転については、Googleが実現時期を2017年と発表すし、自動車メーカーも交えた熾烈な開発競争がスタートしている。
ゼンリンによれば、「高度化・自動走行機能を実現」するためには、「外部環境認識の確度を上げる」ことが欠かせないという。それには「車両センサ技術とインフラ情報を含めた動的情報」と、「高精度な位置情報を有する静的データベースの組み合わせ」が欠かせないということらしい。
現在、テレビコマーシャルで見る衝突被害低減ブレーキでは、縦方向のクルマの制御は技術的にもカメラ等のセンサーで実現済みだが、車線変更や分岐合流、交差点への進入・退出など横方向の動きに対しては未対応のままで、この実現にこそ、ゼンリンが開発する高精度な地図データが役立つのだそうだ。
ゼンリンが考える自動走行システムとは、人間の運転行動「認知」「判断」「操作」をクルマが代わりに行うものを指し、「認知」はカメラーやレーダーなどが、「判断」はAI(人工知能)が、そして「操作」を車両側のアクチュエーター(駆動装置)が司るのだそうだ。ドライバーは本来、無意識のうちに先の3つのアクションを行い、「ロケーション」「環境認識」「先読み」につなげてきたもの。
これを背景として自動運転の実現に向けてゼンリンがこれから取り組んむ地図整備システムと、高度な安全運転支援システムに向けた「高精度空間データベース」の開発だそうだ。
開発目標は明らか。いつ実現できるのか楽しみだ。
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