トヨタ自動車九州も4月にも増産の方向へ 在庫調整進展。
工場の稼働時間を平常化
今朝の日経の報道に思わず喜んだ部品メーカーの方々が多いと思う。
今、製造業現場で重苦しい暗雲が漂っている。これを少しでも払いのけるには、格好の情報である。
18日のトヨタ自動車本社の5月からの増産方針に次いで、4月からのトヨタ九州の増産は、それこそ底なしの中から、少し光明が見えてきた感じがする。
報道によると、トヨタ九州の生産ラインはこれまで「二直」と呼ばれる二交代制で稼働してきたが、第一ラインは1月から、第二ラインは2月から交代無しの「一直」とし稼働時間が半減されてきた。これを4月第2週から両ラインとも二直に戻す方向で調整しているとのこと。 稼働時間を平常化することで、4月の生産台数は3月比倍増の2万台に引き上げたいとの考えだそうだ。
ただ、トヨタ九州は、稼働時間を半減という非常事態からは脱するものの、生産の本格回復にはまだ時間がかかるものと見られている。
4月は3日間の臨時休止日を儲けるほか、生産スピードも81秒に1台で、フル生産時に比べ4割遅いペースにとどめる予定とか。
いずれにしても、北米での販売は低迷が続いており、不透明さは残るが、底なしの泥沼から脱するのではとの兆しには違いない。
ぜひ、この新聞報道のとおりの方針なのか、トヨタ九州の正式の発表を待ちたい。
かごしま企業家交流協会
◇ http:// www.kagoshima-kigyouka.com/
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