よかど!鹿児島

企業家交流協会のモノづくり、人づくり、地域づくりのための支援活動や鹿児島の魅力などについて情報提供していきます。

経営トップの交代/どうなる日本経済(43)

2010-04-23 08:02:20 | どうなる日本経済

新年度を迎え電気業界の経営トップの交代が報じられている。

日本の電気業界は再び世界市場で競争力を取り戻せるのだろうか。

日本の電気業界は2008年9月のリーマン・ショックの大打撃以降、世界市場での競争力を失い、その地位を情報家電や半導体分野では、すっかり韓国や台湾企業にとられた感が強い。

韓国の二大メーカーであるサムスン電子とLG電子、台湾のEMS(電子機器の受託製造サービス)の最大手、鴻海精密工業(フォックスコン)、半導体受託生産会社大手のTSMCの経営手腕と利益回復力は世界、とりわけ日本の脅威とも言われてる。

これらの企業郡の武器は、強力な経営のリーダーシップと明快な経営ビジョンであり、新興国市場への積極的な投資拡大であり、更に世界の主要市場に合致した新商品、新デザイン、マーケティングの強化、 何とっても「徹底したコスト削減」の努力による商品の提供に尽きると言われる。

4月の経営トップ交代した「日立製作所、三菱電機、NEC,富士通、ローム」各社の新社長が、直面する経営課題を克服し、韓国や台湾に奪われた世界市場での競争力を取り戻せるか、注目と期待が掛かっている。

韓国、台湾の後には、ハイアール、TCLなど、中国家電企業の勢いが迫っていると言われるし、日本の再生は厳しいものがあるようだが、ぜひ、頑張っていただきたい。日本の再生を賭けて。

かごしま企業家交流協会

http:// www.kagoshima-kigyouka.com/   


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 新興国で儲かる品質とは/どう... | トップ | 企業の農業参入増加/九州の動... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

どうなる日本経済」カテゴリの最新記事