大手が脇役で主役はベンチャー
「大手が子に従う」時代がきたのか?
4月の日経ビジネスにおもしろい記事が掲載された。
『ウエアラブルやロボット、自動運転など、次世代産業分野で日本の大手から画期的な製品が生まれてこない。自前主義などの旧来の枠組みから脱しきれず、イノベーションの壁にぶち当たっている。そんな中、ユーザーニーズを素早くくみ取り、画期的な製品を繰り出すモノ作りベンチャーが続々登場した。大手が開発を牽引する「主」の立場から、ベンチャーの言うがままに技術や部品を差し出す「従」へ。』
この記事は、大手企業主体のモノづくりの主役交代の始まりを唱えるものだ。記事を更に続けると、
「この主役交代の歯車は既に回転を始めた。このまま大手はなすすべもなく転落していくだけなのか。いや、そうではない。「逆転の構図」の中にこそ、日本のモノ作りを再生するヒントが隠されている。」と唱えている。
この特集記事のタイトルは、「大手は子に従え」です。あの「老いては子に従え」にかけて表現したものです。
主役はベンチャー企業になってきていて、大手企業は脇役となり、協業することで、相互補完関係が出来上がりつつある現在を、『日経ビジネス』は多くの事例を交えて紹介しています。
大手企業が革新的な製品を生み出す力が衰えてきたと見ることもできます。また、この事例は紹介したいと思いますが、出来たら興味ある方は記事をみて下さい。
ある人は、この現象を次の様に評しています。
企業も「法人」という生き物と考えれば、人間と同じ運命を辿ることは避けられません。唯一、存続し続けることができるとすれば、それは自己変革ができた場合です。従来のやり方を踏襲し続ける限り、いずれ終焉を迎えます。そこには、大手企業が革新的な製品を生み出す力が衰えて
きたと見ることもできます。冒険する、チャレンジする精神が弱まってきた、と言っても過言ではないでしょう。
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