鹿児島も百年に一度の危機に襲われている。
何とかならないのか!出水市の進出企業の皆さん
NEC子会社の「NEC液晶テクノロジー」(川崎市)が、鹿児島工場(出水市)を本年12月末に閉鎖すると発表した。
生産を秋田工場(秋田市)に統合し、正社員370人には、秋田工場への配置転換か退職の希望を募るとのこと。又、派遣社員120人は契約満了で雇用を順次終了するとの方針がだされた。 隣地の「パイオニア」の鹿児島工場は2月末で閉鎖したばかりであり、511人が退職しており、なぜ出水市の企業ばかりと言いたくなる。地域へ影響は計り知れない。大きなショックを与えていると思う。
NEC液晶テクノロジーの鹿児島工場は、これからの日本に必要な医療・産業用機器の液晶画面を生産している。
世界同時不況で昨年10月以降、大幅な減収減益となり、生産調整や勤務態勢の変更で対応してきたが、当面、回復の見込みがないことから閉鎖に踏み切ったとのこと。 このような大企業、しかも先端的な技術を要し日本の代表的な企業といえどもこの百年に一度の危機は、容赦なく飲み込んでいく。どうにかならないものか、正規職員の皆さんの心労は大変なものと思われる。
この出水市を襲っている大規模企業の工場閉鎖は、地域社会を疲弊化させ、やがては崩壊させるかもしれない大波である。この工場閉鎖の流れを止めるべき、県・市の緊急の対策が求められる。
とにかく、この深刻な事態を強く政府は受け止め、政争に明け暮れている場合ではない。強力な経済対策を一刻も早く打ってほしい。 また、大企業も折角地方に根付き、地域に支えられた関係を、厳しい状況ではあると思うが、あらゆる手だてを打って、耐えて、耐えて、何らかの方法で、出水市の雇用を維持して頂きたい。
早くこの大波が収まり、鹿児島の経済を支えている中小企業からこのような事態が生じないよう強く願ってやまない。
かごしま企業家交流協会
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