「ものづくり」中国でもロボット化
「世界の工場」どう変わるのか?
産業用ロボットは、1950 年代に米国で誕生し、高度成長期の日本で大きなブームを形成した。
日本では、自動車メーカーの積極的な導入により、わが国は世界でも突び抜けたロボット化を実現した。
国内市場の成長と共に、日本の産業用ロボットメーカーは高い国際競争力を獲得したが、国内市場の漸減傾向から成長力の低下が懸念されている。
こうした中で、中国市場が新たな牽引役として台頭しており、賃金上昇、生産年齢人口の減少といった構造的な要素が産業用ロボット需要を押し上げる可能性が高まっていると言われる。
そのために、産業用ロボット各社は、中国での生産拠点設立などにより需要の取り込みを強化している。
中国の産業用ロボットの稼働台数が、労働組合との関係などでロボット導入が遅れている北米並みとなるだけで11 万台の新規需要が発生すると予測しているところがあり、世界の年間販売台数が16.6 万台(2011 年)であるだけに、その需要の大きさには驚愕させられる。
今や、産業用ロボット各社は中国への取り組みを積極化しており、相次いで現地生産拠点を立ち上げているようだ。現地生産で先行する欧州メーカーをキャッチアップして、中国市場の成長を着実に享受する構えである。
中国が本格的に製造業現場のロボットかを進めると、又や「世界の工場」である中国の更なる経済復興へのステップにつながるのではないだろうか。注目される。
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