トヨタ、静岡・裾野に「スマートシティ」建設構想
世界最大の家電IT見本市「CES」の記者会見
トヨタ自動車が今月7日、自動運転や、モノやサービスがインターネットでつながる技術を駆使した次世代都市「スマートシティ」を、静岡県裾野市の自社工場跡地に建設する構想を発表した。
米ラスベガスの世界最大の家電IT見本市「CES」の記者会見で、豊田社長が明らかにしたという報道。
人の暮らしを豊かにするために開発してきた次世代技術の実験場として、実際の街づくりで具体化を目指すというもの。
2021年末には、子会社のトヨタ自動車東日本の東富士工場跡に着工し、約70万平方メートルの敷地に住宅や道路、広場などを整備。道路は、電気自動車「e―Palette(イーパレット)」などスピードの速い完全自動運転の車だけが走行する道、スピードが遅い車両と歩行者が共存する道、歩行者専用道の3種類を想定しているという。
イーパレットは、人や物の輸送などの移動サービスだけでなく、移動店舗やイベントなどにも活用。電力供給には、トヨタが力を入れる燃料電池技術も使って実証するそうだ。
当初はトヨタ従業員や関係者など約2千人が暮らすことを想定し、人工知能やセンサーの活用で住民の健康状態もチェックするとのこと。
完成時期は未定だが、「5年以内には人が住み始める」とのこと。愛称は、網の目のような道路が織りなす街のイメージから「Woven City」(ウーブン・シティ)と命名されているという。
人が暮らす街を一つにつなげ、持続可能な未来の都市機能を築くことになるらしい。
自動運転やつながる技術を活用したスマートシティ構想は、米のグーグルによるカナダ・トロントの例や、中国が政府主導で推進する北京郊外の雄安新区などがあるそうだ。
いずれにしても、新しい夢のような都市ができる時代が近づいているようだ。
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