負の遺産償却、パナソニック
黒字から一転、大幅赤字へ転落
10月末に、パナソニックは2013年3月期の業績予想を、それまでの500億円の黒字から7650億円の赤字へと大幅な下方修正した。
同社は、2期連続で7000億円を超える大幅な赤字を計上することになる。配当も63年ぶりに無配に落ち込む。わが国を代表する電機メーカーが、まさに崖っぷちに立たされている。
同じ家電メーカーのシャープ、ソニーの業績も苦戦を強いられており、かつて世界市場を席巻した我が国の家電メーカーは、その威光を完全に失った格好だ。
今回のパナソニックの大幅赤字の背景には、中国経済の減速などで家電製品の販売が伸び悩んでいることに加えて、過去の企業統合などに係る7000億円を越える“負の遺産”の後始末が大きなマイナス要因となっている。
一方、アップルやサムスンは、スマートフォンやタブレットPCなどの売れ筋製品を武器に、日本の家電メーカーとは比べ物にならない収益を上げており、わが国の家電メーカーが軒並み大幅な赤字に落ち込んでいると比べると、まさに対応の移り変わり、時の流れの早さを感じられる。
「力の強いものが生き残るのではなく、環境の変化に上手く対応できた種族だけが生き残る。」 時代だと言われる。このことは、将に、産業界で激しい生存競争が続いており、判断を誤ると生死を分ける戦国時代の対応と変わらないことを示す事例ではなかろうか。
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