いよいよ明後日が投票日。政党の政策に関連するような本も出したので、せっかくだからと調べてみました。
●『女子大生と学ぼう「慰安婦」問題』という本に関連しては
*民主党の政策は【戦後処理問題】という中で次のように書かれていました。
今日の日本の平和と繁栄の背後には、先の大戦において内外に多くの犠牲が存在したことを忘れてはなりません。国会図書館に恒久平和調査局を設置する「国立国会図書館法改正案」、シベリア抑留者への未払い賃金問題等の解決のための「戦後強制抑留者に係る問題に関する特別措置法案」の成立を目指します。また民主党は、アジア等の女性に対する旧日本軍による「慰安婦」問題の解決を図るための「戦時性的強制被害者問題の解決の促進に関する法律案」を国会に提出しました。その他にも、中国残留邦人に対する支援など、戦後処理問題は幅広く存在しており、今後も取り組みを続けます。
*日本共産党の政策は【いのち・人権の尊重】という中で次のように書かれていました。
「従軍慰安婦」への謝罪と名誉回復……1993年の河野官房長官談話にもとづいて、従軍慰安婦への謝罪と名誉回復のために必要な措置をとるよう求めます。
*社民党の政策は女性政策の中で次のように書かれていました。
アジア太平洋戦争時、日本軍による性奴隷の被害者となった元従軍「慰安婦」に対する謝罪と補償の法律「戦時性的強制被害者問題の解決の促進に関する法」をつくります。現代の性奴隷制である「人身売買」を根絶します。
●『聞きたい知りたい性的マイノリティ』という本に関連しては
*民主党の政策はありませんでした。
*日本共産党の政策は【いのち・人権の尊重】というなかで次のように書かれていました。
性的人権を守ります……一人ひとりの人間の性的指向や性自認(心の性)は、実に多種多様です。社会のなかには、「異性愛者」のほかにも、「同性愛者」や「両性愛者」もいれば、心と体の性が一致しない人(性同一性障害)、両性具有(インターセックス)の人もいます。これらの人びとは、「性的マイノリティ」と総称され、現在の日本では、約500万人にのぼると推定されています。日本共産党は、性的マイノリティの人権保障につとめます。
社会のなかには、いまだに性的マイノリティへの誤解や偏見が根強く存在します。そのもとで、自分の自然な性的指向や性自認を否定的にとらえ、強い疎外感や社会不信、自己否定の気持ちにかられる人もいます。こうした人たちも、同じ一人の人間として、自分らしく豊かに暮らせる社会をつくることが求められています。
性別や性自認、性的指向を理由とした、就労や住宅入居などのあらゆる差別をなくし、生き方の多様性を認め合える社会をつくります。公的書類における不必要な性別欄を撤廃するよう求めます。未成年の子どもがいても性別の変更が可能となるよう、「性同一性障害特例法」を見直します。保険適用に性同一性障害をくわえ、治療のできるクリニックの拡充を求めます。
公営住宅、民間賃貸住宅の入居や継続、看護・面接、医療決定の問題など、同性のカップルがいっしょに暮らすにあたっての不利益を解消するため力をつくします。
*社民党の政策は次のように書かれていました。
社会的マイノリティ女性や性的マイノリティの人々の権利を保障し、生活面で不利益を受けることのないような制度の整備と社会参画のための特別措置を講じます。