朝晩の通勤電車内。つくづく本を読む人の姿が減った。最近は電車に乗って見渡せる範囲で本を読んでる人がゼロという日が決して珍しくはない。みなさん携帯やスマートフォンに夢中なのだ。今年もマイナス基調で出版業界の1年は終わっていくようだ。
ちなみにこちらが今年のベストセラーだが、ミリオンセラーはなかった。家計の収入は増えずに減る一方で、本の購入にまでお金が回らない。図書館で本を読む人が増えているそうで、これからの出版は図書館向けの本も出さないといけないのかもしれない。代わりに本代が携帯代(通信費)に充てられるようになった。街の本屋はどんどん潰れ、よく売れていたコンビニの雑誌販売も落ち込んできている。うーん、暗いことばかりで申し訳ない。
さて今年の機関紙出版、新刊をあと2点は出せると思っていたが、どうやら年越しになりそうで、今年は4点の新刊発行となった。さてその内容だが、なかなか厳しい。でも、本の販売はスパンがとても長いので、すぐに結果が出て終わりということにはならないことが多く、賞味期限を考えるとまだまだこれからという気持ちもあり、さまざまな機会に打つべき手を尽くしながら1冊1冊販売していくしかないと思っている。
実は来年の予定についてはすでにいくつも決まっている。果たして出せるんかいな、と思いながらだが、どれも自分から出したい!と決めた企画ばかりなので、ぜひとも形にしていきたい。それを続けるためにも、いくつかの課題も見えてきたと思っている。