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Amazonとどう向き合うか、それが問題やねえ

2016年11月10日 | 編集・営業ふらふら雑記
今から30年前、出版の仕事をするようになった頃は想像もつかなかったが、今や書店の世界でネット書店はものすごく大きな位置を占めるようになった。その中でもAmazonの存在は極めて大きく、おそらくほぼすべての出版社にとってAmazonとの付き合い方はとても重要なテーマになっているのではないか。

実はうちのような一人出版社でも、Amazonを一つの書店と考えると、一番多く売ってくれている書店がAmazonなのだ。紀伊國屋やジュンク堂を抜いてである。

リアル書店が様々な事情で消えていき、一方でさまざまなネット書店が台頭し始めてもう20年近く経過した。大都市圏はそうでもないが、地方には書店のない自治体が多く存在しており、そこで本を購入する人たちにとって、ネット書店はとても頼りになっている。そんなことも、Amazonが大きく伸びてきた背景にある。

一方でAmazonに対して、書店業界や出版業界からさまざまな批判的な声が上がっているのも事実だが、もはやAmazon抜きに出版社は成り立たないのではないかと思えるのも正直な思いだ。毎年売上げが前年度比3〜4%ずつ減っているこの業界がどのような未来を進んでいくのか、先は見えない。

そんな中、Amazonから販売促進に繋がる提案が各出版社対してものすごい勢いで展開されていて、わが社にもそのお誘いがやって来た…。うーん、どうしたもんじゃろうのうというわけである。

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