屈折20年余り。石破政権が誕生したが、誕生以前と誕生後の言っていることがまるで逆。かつては安倍政権に物言う政治家として少しはええこと言うなぁと思っていたが、ここにきて馬脚が現れてしまった。自民党の総裁選で高市氏に僅差で勝ち上がったものの、現実的に政治を進めていくには、はやはり党内的には高市氏を始めとする旧安倍派の影響力を無視することはできないということなのだろう。
マスコミ等の世論調査でも明らかなように今度の総選挙で自民党が議席を大きく減らすのはほぼ間違いないだろう。そして石破氏はその責任を一身に背負いながら、その後の政権運営を行っていくのだろうが、果たしてどこまで持つのか。おそらく自民党内では、総選挙後から来年の参議院選挙を視野に入れて、石破下しが始まるのではないか。その結果替わって出てくるのが高市超右翼政権ということなのか。あー、恐ろしい、恐ろしい。
そんな想像をたくましくしてもしようがないのだが、個人的には昨年末以来の裏金問題、あるいは政治と金の問題について、有権者がどこまで考えてくるようになったのか、その一つの指標が今度の選挙の結果として現れるのではないかと期待している。
で、そんなことも考えながらただいま上脇さんの次なる出版を準備中なのだ。