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灯火稍(ようや)く親しむべく~本屋の窓から⑨

2009年10月10日 | 本屋の窓から

 彼岸も過ぎると、大気は澄み夜も長く読書にふさわしい季節になりました。と思うのは本やだけか。本屋を始めた頃はこの季節になると「マル・エン」や「レーニン」全集、百科辞典などの販売に精出したものです。

 そのころ気前よく買ってもらった方々も、今は故人になられた遺族から「遺品あり、マルエン全集どうにかして」と。

「10年もすれば価値が出る。大事に収めておいて」と応対する。高齢の方は視力が衰えた。年金暮らしで本が買えないとこぼすが、「読書三昧」「晴耕雨読」の境遇、境地になられたらと思う。

「読書三到」という言葉通りを実践している友人がいます。「書物の真意を知るには目でよく見て、口で朗読し、心で会得する」の意。このように1冊の本を熟読玩味する人には感動します。

 著者が精魂込めて書き上げた本を、私たちは幾許かの金銭で入手でき、知識と感動を得ることが出来る。ありがたいことです。

 9月の連休は、本屋にとっては有り難くない。閑古鳥が居座った店のレジは音もしない。といっても休業することも出来ない。

「敬老の日」というのがある。老人を敬い長寿を祝う日なのだそうだが、勝手に「後期高齢者」と区別して「差別」する。「敬老」どころか「軽老」だ。国会で後期高齢者医療制度を撤廃し無料化してもらいたい。

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