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20年も前になるのだろうか、本作の著者ゴードン-スティーブンスの作品「カーラのゲーム」 を読んだが、母は強しと言う内戦テロ復讐の物語は面白かった。と言うことで、ワクワクして手に取った。
登場人物が2ページにわたって紹介されている。カタカナの名前が30名も交錯するのは読みにくそうだな。
50ページも読む前に、まず、ウィキペディアでアイルランド共和軍を軽くお勉強。 昔、爆発テロがニュースになってたな。 イングランドとアイルランドののこの不幸な歴史を知らないと、思い切りこの物語に浸れないな。
宗教戦争は、今の時代はイスラム教の~派の争いか。 東アジアの最東の日本人にはなかなか理解できない。
カーラ〰は、旧ユーゴスラビアの分離闘争が、舞台だった。難民の問題も含め、日本人には地球の裏側の小競り合い程度の認識しかないんだな➰。
サッカーワールドカップに熱狂するのは、単なるサッカー好きな国民ではない。
さて、この物語、ダイアナがまだ別居とは言え妃殿下時代、舞台はロンドン、観光で歩く所を舐めるように移動する。 近々、旅行予定の者には興味は倍増でした。
MI5とIRAの時間経過が重なりあいながら、諜報戦が繰り広げられる。そして、最後の時と場所に向かっていく。やや、MI5の動きが官僚と組織の中でまどろっこしいのだが、007が非現実的なのだろう。