心地よい読後感の期待をほとんど裏切らないと言うのが、最近の僕にとっての吉村昭だ。
舞台は維新黎明の北海道だが、主人公(助演)がイギリスからの移民とインディアンとの混血児と言うのが目新し。これが史実に基づくというのがいっそう興味をそそった。
1824年 ラナルド-マクドナルドアメリカ大陸で誕生
1847年 日本上陸を志し、そのために捕鯨船に乗り、日本海より北上し、利尻島に到着
〰️ この冒険魂が尋常じゃない。
マクドナルドと交流し当時の英語通訳者の先鋭となった森山多吉郎
ペリー来航から維新直前まで先端で外交にあったという人物。
1853年 ペリー来航
1867年 大政奉還
そういう時代の激流はこういうとんでもない男の存在にも作用されながら➰
この時代の切り口は、何をとってもドラマチックだ‼️
初めて知った人の評伝だった。
後半は歴史のお復習で、ワクワク感は全然無かったが➰森山の冒険向上心も消費消耗する時間だったかも