気まぐれ高ちゃん ー アクティブに日々を過ごし、徒然のままに書いていこうと思います。

旅、読書、ゴルフ、絵(描くこと、観ること)、映画鑑賞、料理、美味しいもの 月並みな趣味の記録です。

チャーリー-マフィン シリーズ 第9作 「報復」 読みました

2020-02-19 15:42:00 | 本と雑誌
冷戦後のスパイ物をどう仕立てるか➰
ソ連とやりあってきた主人公が、何に挑むのか➰
僕は何のスキルもないので、定年が仕事の終わりだが。
彼は違う。上司から疎まれても、組織からは外れそうになっても、並々ならぬ生命力叡知で➰組織の中でのサバイバルを勝ち抜く。 ボンドよりイーサンより逞しい。

シリーズ9作目と言うことだが、シリーズの半分は読んだかな。前作の狙撃もよかった。 ドタバタが滑稽で事件発生までの経過もスリリングだった。
今回は、中国が舞台、今や日本や欧米の常識からすれば、何でもありの、一番深く大きく暗い大国だ。まだまだ、スパイ小説は書けるな。ミッションインポッシブルは中国の資本が入ったので、政治的表現は制約されるだろうが。まあ、映画はアクションで稚拙なストーリーを誤魔化せるからいいけど。
本作は、後半ワクワクするようなテンポで展開する。前半の周到な人物描写➰紹介が花開くのである。
種明かしが、ディナーで語られるのだが、注意力散漫で読んでいたことが悔やまれた。
大いに楽しめたインテリジェンスの物語だった。
007の最新作、4月楽しみだな。

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