2014年8月出版された『晩年にみる英米作家の生き方』をお世話になっている山田利一先生よりご恵送いただきました。
(山田先生については、The City is Fun(『都市の生活と文化』)(学書房, 1994)を振り返る参照)
副題に「モーム、ミラー、アップダイクほか15人の歩んだ道」とあります。
英米作家たちの晩年を描いた伝記的内容です。
この中から、まずは、この書を僕に送ってくださった山田先生が書かれたジョン・アップダイクの章「神から授かった天職を生きる」(pp.103-121)を読ませていただきました。
若い頃は自分の人生を切り売りして文章を書いていたアップダイクが、晩年にはその方針を変えたということが興味深かったです。
その後は、僕も興味があって、多少の論文を書いている二人の作家ローラ・インガルス・ワイルダーの章「精一杯の力で生き抜いた人生」(pp.11-30)とマーク・トウェインの章「奇想天外、トウェインの冒険人生」(pp.89-102)を読みました。
ワイルダーの晩年の社交の変化(減少)やトウェインの死後発行されて(され続いている)自叙伝のことなど、読んでいて面白い話題も散見されます。
一人の人物についての伝記を読み続けるのは、少し退屈なところがありますが、この書は、それぞれの作家の晩年について読みやすく書かれていて面白いです。
英米文学に興味がある方にぜひお勧めの書です。
(山田先生については、The City is Fun(『都市の生活と文化』)(学書房, 1994)を振り返る参照)
副題に「モーム、ミラー、アップダイクほか15人の歩んだ道」とあります。
英米作家たちの晩年を描いた伝記的内容です。
この中から、まずは、この書を僕に送ってくださった山田先生が書かれたジョン・アップダイクの章「神から授かった天職を生きる」(pp.103-121)を読ませていただきました。
若い頃は自分の人生を切り売りして文章を書いていたアップダイクが、晩年にはその方針を変えたということが興味深かったです。
その後は、僕も興味があって、多少の論文を書いている二人の作家ローラ・インガルス・ワイルダーの章「精一杯の力で生き抜いた人生」(pp.11-30)とマーク・トウェインの章「奇想天外、トウェインの冒険人生」(pp.89-102)を読みました。
ワイルダーの晩年の社交の変化(減少)やトウェインの死後発行されて(され続いている)自叙伝のことなど、読んでいて面白い話題も散見されます。
一人の人物についての伝記を読み続けるのは、少し退屈なところがありますが、この書は、それぞれの作家の晩年について読みやすく書かれていて面白いです。
英米文学に興味がある方にぜひお勧めの書です。