山内 圭のブログ(Kiyoshi Yamauchi's Blog)

英語教育、国際姉妹都市交流、ジョン・スタインベック、時事英語などの研究から趣味や日常の話題までいろいろと書き綴ります。

読書案内:『人類20万年 遥かなる旅路』(The Incredible Human Journey) アリス・ロバーツ (文藝春秋)

2015-01-18 04:51:32 | 日記
勤務校である新見公立大学・短期大学では、毎年、各教員から学生への推薦図書を提出することになっています。

僕は、ブログで時々読書案内記事を出していますが、それとは別に、学内のみ閲覧できるサイト内と本学図書館に昨年度提出したものをこちらにも記しておきます。

『人類20万年 遥かなる旅路』(The Incredible Human Journey) アリス・ロバーツ(Alice Roberts) (文藝春秋)



看護学部1年生には、著者アリス・ロバーツ氏のドキュメンタリー番組Don’t Die Youngを教材にしたので、その際、この書も紹介しましたが、この書の著者ロバーツ氏は、英国の医師・古生物病理学者・解剖学者です。

この書は、解剖学的視点から古代人種の歴史を紐解く彼女の半年にわたる世界各地でのフィールドワークの成果を報告する内容になっています。

第3章の「遊牧から稲作へ」は、アジアにおける人類の歴史について書かれ、日本についての言及も(わずかではありますが)なされています。

この本を読んで、人類の歴史について興味を持った人は、ロバーツ氏が編著者になっている『人類の進化大図鑑』(河出書房新社)もおすすめです。
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読書案内:『恋しくて』(Ten Selected Love Stories) 村上春樹 編訳(中央公論社)

2015-01-18 04:41:32 | 日記
勤務校である新見公立大学・短期大学では、毎年、各教員から学生への推薦図書を提出することになっています。

僕は、ブログで時々読書案内記事を出していますが、それとは別に、学内のみ閲覧できるサイト内と本学図書館に昨年度提出したものをこちらにも記しておきます。

『恋しくて』(Ten Selected Love Stories) 村上春樹 編訳(中央公論社)



これは、現在、ノーベル文学賞に最も近い日本人作家と言われている村上春樹氏が、自らの短編「恋するザムザ」も含む全10篇のラブストーリーを編集した短編集です。

興味深いのは、その中に一昨年(2013年)ノーベル文学賞を受賞したカナダのアリス・マンロー(Alice Munro)の作品「ジャック・ランダ・ホテル」が収められていることです。

村上氏は、この作品を英米文学の翻訳者として有名な柴田元幸氏から紹介されたとのことですが、さすが、お二人ともお目が高いです。

学生の皆さんは、現在、そして将来、いろいろな恋愛を経験することと思いますが、この書でも様々な形の恋愛が疑似体験できます。
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読書案内:『長い盆地 収穫するジプシー』(スタインベック全集 5)(大阪教育図書)ジョン・スタインベック

2015-01-18 04:08:52 | 日記
勤務校である新見公立大学・短期大学では、毎年、各教員から学生への推薦図書を提出することになっています。

僕は、ブログで時々読書案内記事を出していますが、それとは別に、学内のみ閲覧できるサイト内と本学図書館に昨年度提出したものをこちらにも記しておきます。

『長い盆地 収穫するジプシー』(スタインベック全集 5)(大阪教育図書)ジョン・スタインベック(John Steinbeck)






私は、スタインベック研究者として、毎年、彼の作品を紹介していますが、午(うま)年の今年は、小馬が登場する短編「赤い小馬」が収められた短編集『長い盆地』を紹介します。

「赤い小馬」は、子どもの頃、父から小馬を贈られたスタインベックの自叙伝的な話で、子どもと小馬との心の交流を描いています。

動物好きな人に特におすすめですが、そうでなくても自分の子ども時代を思い出させてくれる話です。

諸版ありますが、現在は、この全集ものが最も入手しやすくなっています。

これを読んで、もしスタインベックに興味を持ったら、同巻所収の「スタインベックの未収録短編小説について」(山内 圭著)も是非お読みください。
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阪神淡路大震災から20年(2015年1月17日)

2015-01-18 03:25:43 | 日記
昨日、2015年1月17日は、1995年に発生した阪神淡路大震災から20年となる日でした。

僕自身は、当時、横浜に住んでいました。

当時、4つの大学・1つの短期大学・1つの専門学校で非常勤講師だった僕は、その日は麻布大学に行く日でしたので、火曜日だったはずです。

朝のニュースで、大震災の発生を知ったものの、関東地方では揺れは全く感じませんでした。

大学に出勤してから、次第に被害状況が明らかになってゆき、ものすごい震災が起こったことが報じられてゆきました。

自分自身、被害にあっておりませんので、あまり震災について語るべきことはないのですが、大震災発生の数週間後、九州に行った時に新幹線が途中区間不通になっており、在来線に乗り換え、さらに在来線の不通区間は代行バスに乗り換えて行ったことを覚えています。

その代行バス乗り場に行くまでに歩いた道沿いで、また、代行バスの車窓から見た、家々がところどころ崩れたままになっている様子は、今でも覚えています。

ちょうどそのころは、僕自身の人生の大きな動きがあった時期で、新見女子短期大学の英語教員の公募に応募している時でした。

教員採用のための面接は通常は応募者が学校に呼び出されて行うのですが、当時は新幹線が不通になっているということで、横浜に住んでいた僕は、当時の学長が名古屋に出張されるのに合わせて、名古屋に呼び出され、当時の学科長も名古屋に合流し面接をしていただきました。(新語紹介:Throwback Thursday(TBT)(振り返りの木曜日)参照)。
(そのため、採用が決まって初めて新見の地を訪れることとなりました。)

多くの方々が犠牲になったこの大震災について、「阪神淡路大震災から20年」という見出しで、この程度のことを書くのは気が引けるのですが、当時関東地方に住んでいた人間の備忘録として書かせていただきました。






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