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山内 圭のブログ(Kiyoshi Yamauchi's Blog)

英語教育、国際姉妹都市交流、ジョン・スタインベック、時事英語などの研究から趣味や日常の話題までいろいろと書き綴ります。

映画紹介:『青べか物語』(1962)

2018-02-14 22:46:06 | 日記
古い映画を紹介します。

1962年制作の『青べか物語』、山本周五郎の同名短編小説集に収録されている物語を組み合わせた映画です。





これは、ビデオ時代に撮りためたものを研究室でサンドイッチ等の昼食をとる時に細切れでみたものです。

この物語の舞台は「浦粕」という地名になっていますが、これは千葉県の浦安市をもじったものです。

作者山本周五郎とおぼしき文士が浦粕の村にやって来て住むようになり、その中での村人たちとの触れ合いが描かれています。



山本周五郎を最初に読んだのは父親の勧めからでしたが、読んでみるととてもおもしろく、いくつかの短編を読みました。





そして、僕が好きで研究しているJohn Steinbeckの『缶詰横丁』『トルティーヤ・フラット』『楽しい木曜日』『天の牧場』などの描く物語世界と類似していると感じていました。

そんな頃に読んだ、明治大学名誉教授の井上謙治先生が『文学空間』という書に発表されていた論文にスタインベックと山本周五郎の類似性について書かれていて、我が意を得たりと思いました。

そして、横浜在住時代に、横浜の神奈川近代文学館で開かれていた山本周五郎展があり、見に行きました。

そこでは、山本周五郎の書斎が再現されていましたが、何と書棚に『トルティーヤ・フラット(おけら)』があるのを見つけた時に、周五郎はやはりスタインベックを読んでいたことを確認することができました。

1962年作のこの映画は、山本周五郎の描く世界をうまく表していると感じました。

ディズニーランドやディズニーシーで栄える現在の浦安とは全く違う「浦粕」の世界、興味がある人はぜひお読みください。

前回の映画紹介は、映画紹介:Red Dawn(『レッド・ドーン』, 2012)です。

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映画紹介:Red Dawn(『レッド・ドーン』, 2012)

2018-02-14 00:43:07 | 日記
先日、息子がおもしろい映画があり、父さんも一緒に見てということだったので、見たのがRed Dawn(『レッド・ドーン』, 2012)でした。

アメリカ全土の町を、アジアのある国が攻めてくるという設定で、この映画はワシントン州のスポーケンが舞台となっていました。

アジアのその国の軍の攻撃を、主人公の兄弟(兄は海兵隊員、弟は高校のフットボール選手)と父親(警官)を中心とした家族とその仲間たちで抵抗するという話です。

実際に外国軍が攻めてきたら怖いと思いますが、映画の中だから、その攻撃に対して自分たちの持てる力を結集して闘うというのが息子としては好きなんだろうなあと思います。

字幕通訳者は、井村千鶴氏でした。

前回の映画紹介記事は、映画紹介:Toy Story 3(トイ・ストーリー3)(2010)でした。
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