山内 圭のブログ(Kiyoshi Yamauchi's Blog)

英語教育、国際姉妹都市交流、ジョン・スタインベック、時事英語などの研究から趣味や日常の話題までいろいろと書き綴ります。

読書案内:『長い盆地 収穫するジプシー』(スタインベック全集 5)(大阪教育図書)ジョン・スタインベック

2015-01-18 04:08:52 | 日記
勤務校である新見公立大学・短期大学では、毎年、各教員から学生への推薦図書を提出することになっています。

僕は、ブログで時々読書案内記事を出していますが、それとは別に、学内のみ閲覧できるサイト内と本学図書館に昨年度提出したものをこちらにも記しておきます。

『長い盆地 収穫するジプシー』(スタインベック全集 5)(大阪教育図書)ジョン・スタインベック(John Steinbeck)






私は、スタインベック研究者として、毎年、彼の作品を紹介していますが、午(うま)年の今年は、小馬が登場する短編「赤い小馬」が収められた短編集『長い盆地』を紹介します。

「赤い小馬」は、子どもの頃、父から小馬を贈られたスタインベックの自叙伝的な話で、子どもと小馬との心の交流を描いています。

動物好きな人に特におすすめですが、そうでなくても自分の子ども時代を思い出させてくれる話です。

諸版ありますが、現在は、この全集ものが最も入手しやすくなっています。

これを読んで、もしスタインベックに興味を持ったら、同巻所収の「スタインベックの未収録短編小説について」(山内 圭著)も是非お読みください。
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阪神淡路大震災から20年(2015年1月17日)

2015-01-18 03:25:43 | 日記
昨日、2015年1月17日は、1995年に発生した阪神淡路大震災から20年となる日でした。

僕自身は、当時、横浜に住んでいました。

当時、4つの大学・1つの短期大学・1つの専門学校で非常勤講師だった僕は、その日は麻布大学に行く日でしたので、火曜日だったはずです。

朝のニュースで、大震災の発生を知ったものの、関東地方では揺れは全く感じませんでした。

大学に出勤してから、次第に被害状況が明らかになってゆき、ものすごい震災が起こったことが報じられてゆきました。

自分自身、被害にあっておりませんので、あまり震災について語るべきことはないのですが、大震災発生の数週間後、九州に行った時に新幹線が途中区間不通になっており、在来線に乗り換え、さらに在来線の不通区間は代行バスに乗り換えて行ったことを覚えています。

その代行バス乗り場に行くまでに歩いた道沿いで、また、代行バスの車窓から見た、家々がところどころ崩れたままになっている様子は、今でも覚えています。

ちょうどそのころは、僕自身の人生の大きな動きがあった時期で、新見女子短期大学の英語教員の公募に応募している時でした。

教員採用のための面接は通常は応募者が学校に呼び出されて行うのですが、当時は新幹線が不通になっているということで、横浜に住んでいた僕は、当時の学長が名古屋に出張されるのに合わせて、名古屋に呼び出され、当時の学科長も名古屋に合流し面接をしていただきました。(新語紹介:Throwback Thursday(TBT)(振り返りの木曜日)参照)。
(そのため、採用が決まって初めて新見の地を訪れることとなりました。)

多くの方々が犠牲になったこの大震災について、「阪神淡路大震災から20年」という見出しで、この程度のことを書くのは気が引けるのですが、当時関東地方に住んでいた人間の備忘録として書かせていただきました。






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2015年授業開始(2015年1月13日)

2015-01-14 10:59:38 | 日記
今年1月の授業も、例年通り、成人の日翌日の1月13日(火)より開始されました。

僕自身の今年初の授業は、2時限目の幼児教育学科の英語コミュニケーションⅠでした。

この授業では、市販の教科書附属のCDを使うのですが、昨日は、そのCDの該当箇所が何らかのトラブルで音が消えてしまっていて、聞くことができませんでした。

CDが原因かCDプレーヤーが原因なのか、わかりませんが、プレーヤーもかなり使い古したものなので、そろそろ買い換えが必要かもしれません。

ということで、最初の授業から機材の不調が発生してしまいましたので、今年は、授業で機材の不調に見舞われる年なのかもしれません。

僕は、あまり機材の取り扱いが得意な人間ではないのですが(ちなみに、英語では、そのような機材の扱いに長けた人をtechnical personと呼びます)、授業で使用する機材等については、しっかり確認の上、授業に臨みたいと思います。
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第245回新見英語サロンのお知らせ(2015年1月13日)

2015-01-12 01:16:09 | 日記

2015年1月13日(火)、今年初めての新見英語サロンとなる第245回新見英語サロンを開催します。

ゲスト・スピーカーは新見市ALTのアンジェラ・ジョージさんです。

新年の誓いで、英語を頑張ると決めた人がいるかもしれません。

英語サロンはそのような方のお役にたてると思います。

今年も火曜日を中心にコンスタントに開催してゆきたいと思っています。

ぜひいらしてください。
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Hudson Valley PressにKingstonでのHudson River Cruise参加の記事が掲載される(2014年12月24日)

2015-01-10 09:41:38 | 旅行
このところ、別のことに忙殺されていてブログの投稿が滞っています。

昨年の9月のアメリカ研修旅行でニューパルツ滞在中に、キングストンからのハドソン河クルーズにご招待いただきました(アメリカ研修旅行(2014年9月16日)参照)。

その時に、インタビューを受けたのですが、その記事が12月24日に掲載されたとの連絡がありました。

Niimi University Exchange Students Visit

記事内容には、厳密には若干修正すべき事項はありますが

①新見公立大学・短期大学の英語名称は、Niimi UniversityではなくNiimi Collegeです。

②1996年以来実施しているのは学生の派遣ではなくて、地域住民を含めた派遣交流です。

でも、地道に継続しているこの草の根交流が、海外のメディアにこのように紹介していただけて嬉しいです。
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本日は新見英語サロンの開催はありません(2015年1月6日)

2015-01-06 09:40:58 | 日記
新見英語サロンの皆さん、明けましておめでとうございます。

今年もよろしくお願いします。

本日は、2015年最初の火曜日ではありますが、新見英語サロンの開催は予定されていません。

今年第1回目の新見英語サロンは、来週1月13日(火)となります。

新見市ALTのアンジェラさんによるプレゼンテーションとなります。

お楽しみに。

今後の新見英語サロンの予定は、新見公立大学・短期大学のウェブサイト内の教員のブログの「山内圭研究室だより」の「新見英語サロン(今後の予定)」をご覧ください。

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「加藤光男先生を偲ぶ」(日本ジョン・スタインベック協会Newsletter No.58, pp.14-16)

2015-01-03 02:38:12 | 日記
このほど、日本ジョン・スタインベック協会Newsletter No.58が、同協会事務局長の中垣先生の編集の元発行され、送付されました。

今号は、昨年8月に亡くなられた元協会長の加藤光男先生追悼号でもあり、僕も以下のような文章を寄稿させていただきました。

加藤光男先生を偲んで
                         山内 圭(新見公立大学)
 2014年8月27日、本協会の元会長である加藤光男先生がお亡くなりになりました。私は、20歳代半ばより、本協会に入会させていただきましたので、いくつかの場面で加藤光男先生にいろいろなことをご教示いただきました。まずは、そのことについて、謹んで感謝を述べさせていただきたいと思います。ですが、残念なことに加藤光男先生に対してはお詫びしなければならないこともあります。まずは、そのことについて恥を忍んで書かせていただきます。
 以前からの会員諸氏はご存知と思いますが、スタインベックの生誕100周年を記念して、本協会で『スタインベック―生誕100年記念論文集』が2004年に大阪教育図書より出版され、加藤光男先生がその編集委員長を務められました。先生は、同書の「あとがき」で「公募の結果本書にまとめられた13本の論文が選考され」(278)と書かれています。実は、私もこの論文公募に応じて、一編の論文を提出していました。文字通りの「拙論」であった、私の拙い論文を読まれて、編集長の加藤先生より手直しの上、再提出することを求められました。私は、当時、学内で中堅教員になりかけていて学内でも多忙を極めていて(と生意気に思っていました、今から考え直してみれば「言い訳」にすぎませんが…)手直しをする時間的余裕と能力がないのでというようなことを述べて、提出した論文を取り下げるという愚行を犯しました。加藤先生のせっかくの「愛の鞭」だったと思うのですが、私はずるくもその場から逃げ去ってしまったのです。今から考えてみれば、歯を食いしばって書き直せば、加藤先生から論文の指導を受ける貴重な機会となったはずだったのにと悔やまれてなりません。「若気の至り」とは、まさにこのことでしょうか。
 加藤先生とのエピソードは他にもいくつかありますが、他の会員との重複を避けるため、日本ジョン・スタインベック協会のNewsletterとしては少しふさわしくないかもしれませんが、フィッツジェラルドに関するエピソードを紹介させていただきます。正確な年は忘れてしまいましたが、1990年代後半だったと思います。本協会の懇親会二次会で加藤先生と向かいの席でお話しさせていただく機会がありました。その時に、加藤先生はフィッツジェラルドの短編小説 “The Ice Palace”と“Winter Dreams”は雪の描写がとても美しい物語であるという旨のことをおっしゃいました。勉強不足でフィッツジェラルドはThe Great Gatsbyくらいしか読んだことのなかった私は、この後、これらの短編を読んでみました。温暖地の静岡県出身で雪がほとんどない子ども時代を過ごした私が、赴任地として寒冷地新見に来て数年は経っていましたが、まだ雪や寒さには慣れない状態でした。従って、 “The Ice Palace”では、北部の寒さに馴染めない南部出身のSally Carrol Happerの気持ちが何となくわかるような気がしながら読んだ記憶があります。加藤先生のお話がきっかけで、フィッツジェラルドのこれらの作品を読んだことや、その感想などを、近いうちにお伝えすればよかったのですが、何となく話しそびれて年月が経ってしまい、結局報告できずに終わってしまいました。これも今となっては悔やまれることですし、お詫びしたいことでもあります。
 加藤先生が、これらのフィッツジェラルド作品について論文を書かれたことを伺っていたかどうか忘れておりましたが、今回、加藤先生への追悼文を書かせてもらうことになり、あらためて先生のご経歴等を調べさせていただいた折、先生が札幌大学外国語学部紀要『文化と言語』第32巻第2号(1999年3月)に「Fitzgeraldの世界(1)― “The Ice Palace”と情景描写」という論文を発表されていることを確認しました。懇親会でのエピソードも思い出した私は、早速、加藤先生のこの論文をインターネットでダウンロードし、読ませていただきました。論文中の作品分析やテーマ分析ももちろんおもしろかったのですが、さらにおもしろかったのは、北海道上川郡でお生まれになった加藤先生の子ども時代の雪遊びの様子が、脚注や本文中に垣間見られることでした。「昭和20-30年代の北海道では子供たちが馬橇に繋がることは普通の光景であった」(58)、「冬になると道路に積もった雪は現在のように除雪をすることはなく、固く踏み固められ、12月にもなると気温がマイナス20度などはざらであった。そうなると雪は氷のようになり道路で「雪スケート」をやったものである」(58)、「小学生の頃スキー場というより坂といった方がいいような所で、上級生の後に続いて滑る「後付き」という遊びを良くやっていた。腕白が先頭になって全員が一人ずつ坂を滑るのである」(61)、「天気の良い日には、街から1キロ余り離れた郊外の小・中学生が滑りに行くスキー場に良く行った」(62)、「さんざん遊んでいざ帰る頃になると、体は汗で濡れ、手袋もぐっしょり濡れてしまっている。雪国の日の入りは早い。傾きかけた太陽に追われるように帰るのだが、もう3時にもなると、結構冷えてくる。帰り道は敗残兵よろしくとぼとぼと歩き、次第に体は冷え、濡れた手袋は凍って手はすっかり冷たくなり、半べそをかきながらの帰還となるのだった」(62)などと、場所は違えど、まるでスタインベックのThe Red Ponyのジョディ少年や、彼の自叙伝的短編 “The Summer Before”(「あの夏」)に出てくる少年のことが思い起こされるような記述が見られます。雪国で生まれ育った加藤光男少年の姿も想像しながら、この論文を読ませていただきました。
 私の密かな自慢は、本協会の『スタインベック全集』において私が担当させていただいた「スタインベックの未収録短編小説について」が、加藤光男先生らが担当された『長い盆地』と同じ第5巻に収められているということです。
 加藤光男先生、いろいろとありがとうございました。そして、ごめんなさい。
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明けましておめでとうございます(2015年1月1日)

2015-01-01 11:27:59 | 日記
2015年となりました。

明けましておめでとうございます。

昨年中には大変お世話になりました。

今年もコツコツと地道に努力してゆきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

2015年元旦

山内 圭


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