朝寝-昼酒-夜遊

日々感じたことを思いのままに書き散らすのみ。
※毎週土曜更新を目標にしています。

遥洋子が男だったら

2007年02月24日 13時15分08秒 | 社会
何か、遥洋子が書いている。

遥洋子の「男の勘違い、女のすれ違い」 業績アップの秘策  [1/2](日経ビジネスオンライン)

この連載、どういう趣旨なのか良く分からないのだが、
女性がこの記事を読んでどのように感じるのだろうか。

私が読んだ直感は、
「ここで「女性ばかりの職場だと仕事がはかどる」と言っているのは、
 男が「男ばかりの方が仕事がはかどる」と言っているのと
 全く同じではないのか」
ということ。

本人は女性解放の闘士と思っているのかも知れないが、
それは結局、「できる女」を「男並みにする」だけのことであり、
フェミニズムが目指しつつある
「男女問わず、企業社会・効率社会からの解放」に逆行するものではないのか。
(まあ、上野千鶴子からしてそうだから、仕方がないのかも知れないが。)

そんなことを考えると、彼女がもし男だったら、
ガチガチの女性蔑視論者で、私からすると相手にしたくない人間に
なるんだろうなあ、と感じてしまった。

本人は、それを問題と思っていないのかなあ。

※ついでに思ったこと。
 こんなものを連載している日経ビジネスは(さらには日経も)
 「働く・能力を持つ機会を与えられた女性と、そうでない女性とを切り分けて、
  自社の市場は前者に限定して、それにウケる記事を書いている」
 ような気がする。
 その前提で読まないと、正しい判断はできないと思う。
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今月は忠臣蔵

2007年02月18日 11時34分14秒 | 歌舞伎・文楽
今月の歌舞伎座は忠臣蔵の通し。
「九段目」のない忠臣蔵を「通し」というのは、
文楽好きの私には無理があると思うのだが、
まあ、仕方がないとしましょう。

先週の「七段目」(これも吉右衛門の上出来)に続いて、
昨日は「五段目+六段目」を見てきた。
落語では「中村仲蔵」や芝居噺のマクラの「カンペイ式」とか。
細かいところでは米朝「鹿政談」の「薬はなきかと懐中を」や
「五段目で死なないのは猪だけ」という川柳とか。(正式なのは忘れた)

勘平は菊五郎。良い出来。
勘平は「自分が舅を殺した」と思っている、ってのがポイントなんだろう。
そうしないと、なぜ切腹するのかよく分からない。
切腹に至る「申し訳なさ」、切腹した後の話し方など、十分満足した。
しかし何といっても、吉之丞の老母が秀逸。
お軽を心配するところ、勘平に遠慮しつつ、舅殺しを責める感情の動きなど、
きっちりとしたベースになっていたと思う。
こういうこってりとした脇役がいないと、芝居は深まらないなあ。

2時間の幕だったが、あまり長く感じず、満腹。
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ふと気付いたこと

2007年02月12日 09時26分06秒 | 落語・講談・お笑い
「なだぎと友近が結婚」てな話をちらっと見て、
「なだぎって誰?」とふと思った。
(関西ローカルな話ですが)

「なだぎ⇒灘儀」と頭の中で変換を掛けて
(「灘儀」だったっけ?「難儀」じゃないよなあ、と一瞬迷いはしたが)
検索掛けたら、「スミス夫人」の灘儀なのかあ、と分かった。

昔(学生時代かな?)
「爆笑Booing!」とか千原兄弟の番組とか、
「すんげえBest10」(表記が違うかも)とか、
大阪の若い芸人が出てくる番組がいろいろあって、
その中の一つのコンビだったなあ、そういやあ。

何の気なしに見ていたニュースだったが、頭の中でつながって
少し嬉しかった。
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辞めない柳沢、辞めさせない安倍は驕りの現われ

2007年02月04日 11時14分29秒 | 政治
かれこれ1週間以上経っているが、
柳沢も辞めないし、安倍に辞めさせる気配もない。

今までだったら考えにくい状況。
このレベルの暴言の場合には、
自民党の中の良識(というか常識)が働いて、
表から裏から、閣僚を辞めさせにかかっていたと思う。
それが今回はその動きが全く見えない。

与党の一員である公明党は何を考えているのか。
太田は野党を非難するだけで、この発言の責任を取らせようとはしていない。
他の閣僚じゃない。「少子化対策担当相」の発言として認めて良いのか?
この職責を持つ大臣が「産む機械」と発言する、ということは、
その方向の政策が出てくるのではないのか。
それは正しいのか?
公明党の支持者には女性も多いと思うのだが、
彼女たちの票は要らないのか?

背景は、去年の衆議院選挙で与党側が圧勝したことだと思う。
野党側が審議拒否をしても議会運営は可能。
また、自民党内でも森派や安倍を支える勢力が圧倒的に多数なので
常識派は身動きをとれない状況なのかな、と思う。
(むろん、常識派といっても、それは選挙に勝つための常識であり、
 心底では「産む機械」と思っているかも知れないが)
その圧勝による驕りではないのか。
この驕りを正すためには、柳沢が辞めるまでの全ての選挙で
自民党・公明党の支持する候補を負けさせることが必要条件。
そうすれば、「選挙で負けるから」ではあるにせよ
(議会制民主主義での「正義」はそれしかないかも知れない)
まだマシな方向に行くのではないか?

「それは争点ではない」という声もあるかも知れないが、
野党には叫び続けて欲しい。

「自民党・公明党の候補者に投票することは、
  柳沢の発言、それを支える安倍の姿勢を支持することだ」

驕りを叩くべし。
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