朝寝-昼酒-夜遊

日々感じたことを思いのままに書き散らすのみ。
※毎週土曜更新を目標にしています。

何が言いたい?

2008年04月29日 10時21分13秒 | 社会
世論調査結果、面接とネット利用では大きな違い(読売新聞) - goo ニュース

この内閣府の調査の意図がよく分からんのだが、
この記事で書かれている「パソコンでの情報の閲覧」なんか、
そりゃあ、ネット調査の方が多くなるだろう。

内閣府は、
「面接方式の方が、ネット調査よりも正確に民意を汲み取れる」と
言っているように見えるのだが、本当にそうなんだろうか。
「面接方式」の母集団がよく分からないのだが、
例えば、平日の昼間に訪問して実施する、というやり方だったりすると、
勤めている人は母集団に入ってこないと思うのだが、
それでも良いのだろうか。
まあ、年齢別・性別の集計結果があれば補正できるだろうが。

この内閣府の比較調査そのものが、
「ネット調査で内閣支持率が低いが、
それはごく限られた国民の声であり、信頼できないですよ、
本当はもっと支持率が高いのですよ」
という政府のアピールだ、というのは
勘繰り過ぎでしょうね。

# もう一つ気になったこと。
この記事の文章は誤解を招くと思う。
>2007年7月に実施した「国民生活に関する世論調査」(面接方式)と
>同時期に、同じ質問項目をインターネット方式で行い、比較したもので、
>自由時間の過ごし方への回答をはじめほとんどの項目で回答が異なっていた。

「回答が異なっていた」と書かれると、
ある人が面接方式だとAと回答し、
ネット方式だとBと回答した、と読めてしまうのだが、
そういう意味ではないだろう。

その後の
>ネット調査は面接に比べて迅速で、経費も10分の1に節減できる
という文章と合わせて、読む側に対して
「時間は早くて済むが、回答する側が適当に回答するので、良くない」と
いうイメージを刷り込みたいのでは?と思ってしまった。
コメント (2)
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ますます解散されない…。

2008年04月27日 21時43分47秒 | 政治
衆院山口2区補選、民主・平岡氏が当選確実(読売新聞) - goo ニュース

予想通りではあるが、改めて福田の不人気ぶりが晒された感じ。

今後どうなるのか。

1.どれだけ叩かれようが、問責決議を突きつけられようが、
  無視して受け流し、首相の座に居座る。
  与党内で何も異論がなければ、こういう暴挙も可能だろう。

  「内閣改造」と称して、
  とりあえず一部の閣僚の首をすげかえて目先を誤魔化すのも、
  このパターンのオプションの一つ。

  いずれにせよ、この状況で解散するのは、
  国民にとっては正しいが、与党としては自爆行為で、
  それはやらないだろうな。

2.「このままだと次の選挙に勝てない、ヤバい」という、
  「国民のため」とかいった真っ当なものではない、
  ある意味歪んだ、
  でも昔から目先を誤魔化して自民党を延命させてきた危機感で、
  与党内から福田を下ろす動きが出てくる。
  例えば麻生とかを担ぎ出し、内閣支持率が上がったタイミングで
  「解散」に打って出る。

何か、結局、パターン1で突き進んでしまう気がする。
無力感はあるが、
これも、郵政解散の際に、与党に3分の2を預けてしまった、
我々のバカさ加減の報いだろう。
# マスコミは、この状況に加担したことを反省していないようだが。

どうすれば良いのだろう。
民意に従う気のない人間を替えるのは難しいなあ。
ありとあらゆる選挙で与党候補に票を入れないことなどで、
(与党議員の)草の根から「福田ではやっていけない」という
怨嗟の声が上がるように仕向けるしかないのかな。
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春の「東京ラクゴリラ」

2008年04月27日 09時27分32秒 | 落語・講談・お笑い
昨日は、例によって高田馬場・三田でCDを借り替えて、神田へ。
お江戸日本橋亭で「ラクゴリラ」の会。
天気が悪いこともあり、50人足らず、というところかな。
丸6年で第12回、というのはよく続いていると思う。


「江戸荒物」瓶成:△+

鶴瓶の下の方の弟子。
愛嬌があって良い。
東京大阪比較マクラはよくあるネタだが、
「大阪の方が良い」というのは、東京ではマイナスだと思うのだが。

やや雑なところはあるが、部分部分で面白いところがある。
荒物屋のおかみさんが「しな」を作って見せるところは初めて見たが、
それは良かった。
「しばちにしがねえから」「ナメクジでも出たんか」など、
おかみさんとの掛け合いがないのは淋しい。

サゲの勘違いは、仕草をつけていた。
まあ、分かりやすくて良かった。


「いらちの愛宕詣り」花丸:△

「慌てるとろくなことがない」というマクラから。
全体に、クスグリの科白もあって、
「いらち」の性格付けが統一されておらず、分かりづらい。
あと、途中で道を尋ねるところで
首から提げている荷物から手を離してしまうのが
一瞬「あれ?」と思ってしまう。

お賽銭を上げるところで、
間違えるのではなく、最初から「一緒にやって返してもらおうとする」感じ。
間違えて放り込む方が、伝えるための科白を減らせるので良いと思うが。

後半は明るくポンポン進めていて良かった。
個人的には、文太の「ひょっとこ、はんにゃあ!」の歌い調子が好きなので、
そこには物足りなさを感じた。


「七度狐」つく枝:○+

ダイエットマクラ。明るく、面白い。
ネタは、ところどころ抜いているのが惜しい。
(山道での「おおかみ」とか)
時間の加減かな。

川渡りの雰囲気が良い。
喜六が「深いぞ言うたら押したらええねんな」を言うまでの
微妙な間、表情付けが面白い。
一緒にいる清八が本当に不安になるだろうな、というところ。
百姓連中ものんびりしていて、だまされている人間を見慣れているんだろう、
という雰囲気が出ていた。

「べちょたれ雑炊」で食べられないものに当たったときの表情が秀逸。
イモリを取り出す仕草とか。

このネタの難しいところかな、と思うのだが、
怖がるところ以降、どっちが話しているのかよく分からない。
どうでもいいのかも知れんが。
個人的には、実は清八の方が怖がりで、
「ねんねんよ」「今のはわいや」と言うのは喜六、という設定が好き。


「辻占茶屋」生喬:○-

同じくダイエットマクラ。
「富士山が見えると…」から占いの話になり、ネタに入る。
この人、このあたりの流れがきれいなのが良い。

全体に声が大きく、表情も濃く(クサく)押してくるのだが、
このネタではちとしんどい。
辻占や隣の唄に振り回されるところは、クサくて良かったのだが、
四ツ橋に出てからクサいのはしんどい。
もっと微妙な押し引きを出して欲しいところ。


「茶の湯」こごろう:○

マクラは「趣味」の話。
ただ、このネタは「知ったかぶり」に属する話だと思う。

冷静に考えると、けっこう妙なところがある。
青黄粉+ムクの皮、って、そんなに強烈な味になるか?
(単に薄い変な味のもの、って程度では?)とか。
「手水廻し」にも通じるが。
言っても仕方ないか。

「裏千家」「表千家」は、やはり下らなくて面白い。
あと、掛け軸の「根性」は初めて聞いたが、
勢いがついて良かったと思う。

爆笑ネタになっていたが、
このネタ、それがメインではないでしょ?という感想。
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不毛な日曜

2008年04月21日 06時40分57秒 | 音楽
来週、再来週と出勤が確定しているので、
昨日は貴重な(はずの)日曜休み。
資格試験に申し込んでいたのだが、
結局勉強していない+会場が遠い+写真撮るのが面倒くさい…等の
理由により、家でうだうだ。

土曜に借りてきたCDの内、何枚かを流している。
そのうち、さだまさしの4枚組「トークベスト」を全部聞いてしまった。


※画像をクリックすると、楽天のページに飛びます

学生時代、同期がさだまさしのライブの設営バイトをして、
その後彼のトークについて
「上下を振っている」と部誌に書いていたことを思い出した。
(ついでに出丸が「近日息子」で
 「さだまさしと猿廻し、どっちも薄い」と言っていたことも思い出したが)

確かに、全体にマクラっぽい雰囲気がある。
細かい繰り返しとか、
「可能を不可能にする男」という言い回しとか。
こういった話芸(あまり聞かないが、深夜ラジオも同じかも)は、
マクラに生かせるものなんだと思う。

iPodに入れて、
入れ替えながら聞くとしようか。
別に、私がマクラを喋る機会はあるまいが。
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やっぱり、声

2008年04月20日 16時59分56秒 | 歌舞伎・文楽
昨日は、例によって図書館2件回って、15時頃歌舞伎座へ。
既に並んでいる。ちょうど私の後から立ち見になる、というぐらい。
危ないところだった。

夜の部1幕目から。「将軍江戸を去る」。
まあ、いかにも青果物らしい。
近代的に、心理描写で進めるだけ、という感じ。
橋之助、三津五郎とも嫌いでないが、
説得するところまでが長くて少ししんどい。
彰義隊が通る人を改める場面は、なくても良いのでは、と思った。

2幕目は「勧進帳」。
仁左衛門の弁慶、勘三郎の富樫、玉三郎の義経、という
人気者の顔ぶれ。
ただ、良かったか、というと微妙。

最初の富樫の名乗りだが、勘三郎の声の調子が良くない。
かなり苦しそうに聞こえる。
下手側で名乗って上手におさまるのだが、
その間、単に歩いているだけに見える。
大名の雰囲気、てものがあるだろうに。

義経一行の出になるが、
この義経の声に違和感がある。
玉三郎の声で、これが義経に聞こえない。
慣れの問題かも知れないが、
今までいろいろ聞いてきた義経の声とかなり違う感じ。
何となく「伊勢音頭」の万野の姿が見える気がする。

まあ、仁左衛門は流石。
きっちりと動き、発声も抑揚があって快い。
また、四天王の動きが安定していて、落ち着いて見ていられた。

しかし、富樫のハラが見え過ぎたり、
呼び止めの声が薄っぺらく、「身替座禅」の大名程度にしか聞こえないところ、
勘三郎の調子が良くないのが不満だった。

やはり「勧進帳」は分かりやすくて良いが、
もっと満腹できるのでは?と思いながら帰った。
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うっとうしいから、見ない。

2008年04月19日 11時09分03秒 | 社会
「アナログ放送終わります」テレビ画面に常時字幕へ(朝日新聞) - goo ニュース

何か、サブリミナルで「買え、買え」と言われるようでうっとうしい。
どうしてもそちらに気が向くし、
CMの時に入ると、字幕の不快感が商品への不快感につながるだろうな。
その商品がたまたま地デジ対応のテレビだったりした日にゃあ
「(万一買うような事態になっても)お前んとこの製品だけは買うか!」と
思ってしまうのでは?

テレビを見てまで、わざわざ不愉快になりたくないので、
私自身は、今まで以上に見なくなるだけだと思うが。
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解決策は「憲法裁判所」かも

2008年04月19日 10時54分36秒 | 法・裁判
隊員の心境「そんなの関係ねえ」…一部違憲判決で空幕長(読売新聞) - goo ニュース

「違憲」という判断は妥当だと思うが、
この「法益侵害は認められず敗訴だが、違憲を認められる=実質的には勝訴」、
しかも国は控訴・上告できず、高裁レベルで確定する状態は
良くないと思う。
本来は、正面から「違憲かどうか」を確定して欲しい。

不安定な状態だから、幕僚長が「そんなの関係ねぇ」と
言ってしまうんだろう。
これは不謹慎で非難されるべきで、空気読めない発言だが、
この手の違憲判決や裁判というものに対する
自衛隊、さらには立法や行政の本音がだだ漏れていると思う。

結局、三権分立で司法に監視する役割を持たせるためには、
具体的な法益を見ずに憲法に違反しないかどうか、を判断するような、
「憲法裁判所」みたいなものが必要なのでは?

具体的な法益を言い出すと、
憲法違反(特に9条とか統治機構とか)は
裁判では争いづらいのでは、と思う。
平和的生存権が侵された、損害賠償や慰謝料を払え、ってのも
金額算定が難しいだろうし。

# ただ、そのための改憲をする際には、
 海外派兵ができるような9条改修が(抱き合わせで)
 付いてくるだろうから、
 言いづらいところはあるのだが。
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テレビのレベルが低下しているだけでは?

2008年04月12日 20時56分13秒 | 落語・講談・お笑い
お笑いのレベルが低下した? 「一発芸人」が多いのはなぜ(ニュース畑) - goo ニュース

何をもって「お笑いのレベル」と言うのかよく分からんが、
記事を見る限りはテレビのお笑い番組に出ている人のレベル、という
話のように思えた。

しかし、テレビに出ているお笑いはごく一部であり、
その一部を元に「お笑いのレベルが低下している」と言われても困る。
テレビに出ていないものを含めて測っているのか?

また、テレビのお笑いにしても、「低下している」か、というと微妙で、
テレビを見る人、テレビを作る人のレベルや求めているものに
適応しているのでは、と思う。(適応できる人しか呼ばれない)

本当にそうかは分からないのだが、
作る側としては、
「見る側が、積み上げていくのを待つことができない」と
思っているのでは?
すぐにチャンネルを変えられてしまい、視聴率がとれないので、
一見破壊力のあるギャグを繰り返してくれる人を呼ぶ。

ところが、見る側も次第に麻痺していくので、
流す側は結局、次の人を探すことになる。使い捨て。

こんなことをやっているから、
出演者のレベル(ギャグを生かせるような「伝える力」など)を
上げる機会なんかないし、
積み重なりがないから、番組のレベルも上がらないのだろう。

ま、仕方がないのでは?
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通しで見ると良いのかも

2008年04月11日 07時12分59秒 | 歌舞伎・文楽
日曜は歌舞伎座へ。先月行かなかったので、ほぼ2ヶ月ぶり。
昼の部1幕目なのに、立ち見、と言われる。
今月は玉三郎・勘三郎・仁左衛門という(人気のある)ところが揃うし、
終幕で宙乗りがあるので席をつぶしているから、
仕方がないのかも知れない。

実際には中に入ると空席があり、
どうにか座れた。

「本朝廿四孝」十種香の段。
時蔵の八重垣姫、橋之助の勝頼、秀太郎の濡衣、という配役。
あんまり橋之助に合わない役なのかなあ。
声を作っていた感じだが、しっくりこない。
秀太郎は合わないだろう、と思っていたが、次第に馴染んできた。

しかし、全体によく分からない芝居だなあ。
前段の「勝頼が切腹したと偽っている」などの設定や、
「奥庭」の後どうなるのか?を含めて通しで見てみたい。
基本的には時代物であって、
その中の一つの模様として八重垣姫、濡衣や勝頼などの関係が描かれる、
という構成になるのだと思っているのだが。

ここで出たのだが、
見たい芝居はまだあるので、また行くかも知れない。
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そろそろ拳の下ろし時では?

2008年04月08日 23時01分01秒 | 政治
渡辺副総裁に民主不同意 白川日銀総裁9日に決定(共同通信) - goo ニュース

元々民主党は、
「財務事務次官経験者は避ける」と言い、
「財務官出身者は問題ない」と言っていたのではないのか?
今回の反対は、そことずれているように思う。

確かに「天下りに反対する」党の主張からすると、
財務省出身の人間を登用しないのは一つの見識だと思う。
しかし、今まで言っていたことを代表の意思だけでひっくり返すのでは、
民主党が狙っている「政権を担える政党」のイメージは
なかなか築き上げられないだろう。

これ以上の反対は、
「民主党は何でも反対するだけの政党」と思われるだけで
(こういう政党もあっていいけど)、
あまりプラスにはならないと思う。
政権をとりたければ、そろそろ妥協して、
今回の争いは終わりにするべきでは?
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